人間の安全保障へ~コロナ危機のなか東北アジアのNGOが協力を強めています

プロジェクト:紛争予防(GPPAC)
人間の安全保障へ~コロナ危機のなか東北アジアのNGOが協力を強めています2020年4月16日にオンラインで開催されたGPPAC東北アジア会議の様子
新型コロナウイルスの感染拡大は、世界的な人間の安全保障に対する脅威となっています。東北アジア地域で平和活動をするNGOのネットワークであるGPPAC東北アジアは、この状況に対応するためのオンライン会議を4月16日(木)に開催しました。会議には、日本、中国、モンゴル、韓国、米国、ロシアのNGO代表や研究者が参加しました。ピースボートは、この会議の運営を担いました。
このときの議論を基に、翌4月17日(金)、新型コロナウイルスに関するGPPAC東北アジアの声明が発表されました。以下のリンクからダウンロードできます。

「より幅広い安全保障へ」と題するこの声明は、新型コロナウイルスのようなパンデミックが核兵器や気候危機と並ぶ人類にとっての「根本的な脅威」であるとしています。そして、これに対処するために「安全保障の概念を人間中心のものへと再定義」することを提唱しています。具体的には、公衆保健基盤やセーフティネットなど「予防の原則」に基づく施策が必要であるとし、これら医療・保健の体制をとるために「国家の過度な軍事出費」を減らし転用することを求めています。危機に対応するために分断ではなく協調、憎悪や敵意ではなく信頼と協働、経済封鎖や制裁ではなく経済協力が重要であるとし、新型コロナウイルスが最初に報告された東北アジアのNGOメンバーとして「将来の危機に協調的に対応するための市民の取り組みを強化する」ことをうたっています。

こうした議論をさらに深めるために、GPPAC東北アジアは5月22日(金)にウェビナー(オンラインのセミナー)を「コロナ後の東北アジアにおける平和と協力:国家の安全保障から人間の安全保障へ」と題して開催します。英語でのセミナーです。詳細と参加登録方法については、以下のリンクをご覧ください。

声明全文はこちら

翻訳協力:婦人国際平和自由連盟(WILPF)京都

5月22日のウェビナーはこちら

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