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史実を掘り起こし、未来に生かす ~「シンガポール戦犯裁判ウェブポータル」

史実を掘り起こし、未来に生かす ~「シンガポール戦犯裁判ウェブポータル」
「シンガポール戦犯裁判ウェブポータル」立ち上げシンポジウムの主催者、パネリスト。右から3人目がピースボートの川崎哲。写真はSingapore Law Review
8月29日に、シンガポール国立大学(NUS)法学部で「シンガポール戦犯裁判ウェブポータル」立ち上げシンポジウムが開かれ、ピースボートの川崎哲がパネリストとして参加しました。シンガポール戦犯裁判とは、第二次大戦後、旧日本軍のいわゆるBC級戦犯が世界各地の軍事法廷で裁かれたものの一つで、イギリスによって1946年から48年にかけて137の裁判が行われ被告490人が裁かれました。シンガポールの若い法律家やウェブ技術者らが数年前にプロジェクトを立ち上げ、これらの裁判資料から明らかになった史実をウェブ・ポータルという資料集の形で立ち上げました。
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「シンガポール戦犯裁判ウェブポータル」立ち上げシンポジウムの主催者、パネリスト。右から3人目がピースボートの川崎哲。写真はSingapore Law Review
8月29日に、シンガポール国立大学(NUS)法学部で「シンガポール戦犯裁判ウェブポータル」立ち上げシンポジウムが開かれ、ピースボートの川崎哲がパネリストとして参加しました。シンガポール戦犯裁判とは、第二次大戦後、旧日本軍のいわゆるBC級戦犯が世界各地の軍事法廷で裁かれたものの一つで、イギリスによって1946年から48年にかけて137の裁判が行われ被告490人が裁かれました。シンガポールの若い法律家やウェブ技術者らが数年前にプロジェクトを立ち上げ、これらの裁判資料から明らかになった史実をウェブ・ポータルという資料集の形で立ち上げました。
シンポジウムでは、NUSのウォルター・ウン教授の基調講演に続き、本プロジェクトの主催者であるチェン・ウイリン博士、グ・ペイイ氏、リナ・リム氏、赤十字国際委員会のフィオナ・バーナビー顧問に並びピースボートの川崎哲によるパネル討論が行われました。これらの講演や討論の中では、過去の残虐行為に関する史実を丹念に掘り起こし記憶をつなげることが次の戦争を防ぐことにつながるということが強調されました。川崎は、「過去の戦争に学び未来の平和を作る」というピースボートの理念と活動を紹介しました。今回の川崎の参加は、第92回ピースボートがシンガポールに寄港した機会をとらえて実現したものです。

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