ベネズエラ「エル・システマ」 オーケストラの若者たちと交流しました
第87回クルーズ寄港地・ベネズエラでは、世界的注目をあびる音楽を使った教育システム、「エル・システマ」との交流を行いました。航海中のワークショップ、寄港地での交流プログラム、そして被爆証言会の実施など、若き音楽家との友好関係を築いています。
- プロジェクト: UPA国際協力プロジェクト
- 寄港地エリア: 南北アメリカ&カリブ
- クルーズ: 第87回 地球一周の船旅
- 関連キーワード: 子ども / 教育 / 音楽・アート
船
2016.2.26
2019.3.26
第87回クルーズ寄港地・ベネズエラでは、世界的注目をあびる音楽を使った教育システム、「エル・システマ」との交流を行いました。航海中のワークショップ、寄港地での交流プログラム、そして被爆証言会の実施など、若き音楽家との友好関係を築いています。
ベネズエラ音楽を感じて 船上ワークショップを体験!
ベネズエラ到着前の船上では、アイスランドのレイキャビックから合流したエル・システマメンバーによる音楽ワークショップが行われました。自分の体験をもとに語る「エル・システマ」基本講座、ベネズエラ・パーカッション体験クラス、スペイン語コーラス練習など、多くのみなさんが参加しました。「社会が必要とすること」とつながるエル・システマのひたむきな活動を知り、カリブ海を想像させるラテンのリズムを感じながら、船はベネズエラの港に到着します。
子どもたちのエネルギーは無限大!
ベネズエラ滞在の6月22~23日、交流プログラム「エル・システマの魅力にせまる」を実施しました。両日とも80名が参加し、見聞を広げ、友好を深めました。
首都カラカス中心に位置するエル・システマ本部、「社会活動のための音楽センター」では、バリオ(スラム)で生まれた「サン・アグスティン・ユース・オーケストラ」が演奏を披露。気品あるクラシック音楽や、ノリのよいベネズエラ伝統音楽を楽しみました。
本部をあとにし、スラムの「パライソ音楽練習所」へ。120名の子どもたちと先生による歓迎演奏に続き、ピースボートから支援物資を贈呈しました。さまざまな境遇のなかに生きる子どもたちですが、音楽活動のなかで得た喜びと友だちとのつながりが、様々な瞬間に映し出されました。
首都カラカス中心に位置するエル・システマ本部、「社会活動のための音楽センター」では、バリオ(スラム)で生まれた「サン・アグスティン・ユース・オーケストラ」が演奏を披露。気品あるクラシック音楽や、ノリのよいベネズエラ伝統音楽を楽しみました。
本部をあとにし、スラムの「パライソ音楽練習所」へ。120名の子どもたちと先生による歓迎演奏に続き、ピースボートから支援物資を贈呈しました。さまざまな境遇のなかに生きる子どもたちですが、音楽活動のなかで得た喜びと友だちとのつながりが、様々な瞬間に映し出されました。
ヒバクシャとの交流も。 平和を願うエル・システマメンバーたち
ピースボートおりづるプロジェクトに参加するヒバクシャの証言を聞きに、140名の若き音楽家(中学生から高校生)がエル・システマ本部に集まりました。「はだしのゲン」の映像を見ながら原爆の脅威を知り、真剣なまなざしで証言を聞く彼ら。貧困と暴力ではなく、音楽で豊かな生活を創り出すことを選んだ若者たちは、感動し、願いを音楽にしてヒバクシャの方々に届けました。ヒバクシャの方から千羽鶴を受け取った指揮者のゴンザレスさんは、「遠くにいても平和を願う気持ちは一緒。みなさんの気持ちを引き継いで頑張ります」。
音楽による平和貢献は、大きな可能性を秘めています。
今後もピースボートでは、ベネズエラの「エルシステマ」を応援し、楽器の支援物資を届ける活動を続けます。
音楽による平和貢献は、大きな可能性を秘めています。
今後もピースボートでは、ベネズエラの「エルシステマ」を応援し、楽器の支援物資を届ける活動を続けます。