2013年夏期ピースボート地球大学 「脱原発とこれからのエネルギー」をテーマにプログラムを実施
3.11 の東日本大震災は日本社会に今後のエネルギー供給のあり方を問いかけると同時に、原発の恐ろしさを思いしらせました。原発に対する国民の関心は脱原発デモ にも象徴されるように政治市民運動へと発展し、メディアなどでも大きく取り上げられました。しかし、その一方で脱原発による雇用や経済発展などに不安を抱 く人がいるのも事実です。
- プロジェクト: 地球大学
- クルーズ: 第80回-ピースボート地球一周の船旅
INFO
2013.3.28
2019.3.26
3.11 の東日本大震災は日本社会に今後のエネルギー供給のあり方を問いかけると同時に、原発の恐ろしさを思いしらせました。原発に対する国民の関心は脱原発デモ にも象徴されるように政治市民運動へと発展し、メディアなどでも大きく取り上げられました。しかし、その一方で脱原発による雇用や経済発展などに不安を抱 く人がいるのも事実です。
今回のピースボート地球大学では、そのような疑問に対して、「脱原発とこれからのエネルギー」と題して、世界から 多くを学びました。インドとドイツでのエクスポージャー(現場実習)では、原発に頼らず、自然エネルギーなどの再生可能エネルギーの普及に取り組む国や、 地方自治体、そして市民の実例を多く目にし、原発に頼らないエネルギーの可能性を考えることができました。
また洋上では、地球大学ナビゲーターと呼ばれる各分野の専門家が担当講師として乗船し、ゼミや講座を実施しました。2013年夏期ピースボート地球大学でナビゲーターをつとめたのは以下の方々です。
●木村真希子さん(津田塾大学准教授/市民外交センター副代表)
国際人権 NGO 市民外交センターなどの活動を通して、日本やアジアの先住民族運動の支援に携わる。専門は社会学(エスニシティ論)など。 共著に『市民の外交――先住民族と歩んだ 30 年』法政大学出版会(2013)など。
●ミランダ・シュラーズ(ベルリン自由大学環境政策研究所所長)
2011年よりドイツ政府「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」委員。福島原発事故後におけるドイツの脱原発プロセスに大きな影響力を与えた。日本の原発問題にも精通している。
●リカルド・ナヴァロ(国際環境団体「FoEインターナショナル」元代表)
エルサルバドル出身。ゴールドマン環境賞や「国連グローバル500賞」など数多く受賞する環境活動家。エルサルバドル最大の環境NGO「セスタ(CESTA)」創設者でもあり、地域から世界規模まで幅広く活躍している。
また洋上では、地球大学ナビゲーターと呼ばれる各分野の専門家が担当講師として乗船し、ゼミや講座を実施しました。2013年夏期ピースボート地球大学でナビゲーターをつとめたのは以下の方々です。
●木村真希子さん(津田塾大学准教授/市民外交センター副代表)
国際人権 NGO 市民外交センターなどの活動を通して、日本やアジアの先住民族運動の支援に携わる。専門は社会学(エスニシティ論)など。 共著に『市民の外交――先住民族と歩んだ 30 年』法政大学出版会(2013)など。
●ミランダ・シュラーズ(ベルリン自由大学環境政策研究所所長)
2011年よりドイツ政府「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」委員。福島原発事故後におけるドイツの脱原発プロセスに大きな影響力を与えた。日本の原発問題にも精通している。
●リカルド・ナヴァロ(国際環境団体「FoEインターナショナル」元代表)
エルサルバドル出身。ゴールドマン環境賞や「国連グローバル500賞」など数多く受賞する環境活動家。エルサルバドル最大の環境NGO「セスタ(CESTA)」創設者でもあり、地域から世界規模まで幅広く活躍している。
第80回ピースボート地球大学活動報告
①事前合宿
2013年5月3~5日の間、神奈川県の旧藤野町にて、第80回「ピースボート地球大学」の事前合宿を実施しました。「トランジション藤野」と「藤野電 力」の協力 のもと、地球一周で取り上げるテーマ「脱原発とこれからのエネルギー」について、理解を深めることができました。写真は「藤野電力」の方々と地球大学生が 一緒に設置した太陽光パネル。
②船内洋上ゼミ
地球大学ナビゲーターの木村真希子さんによる洋上ゼミや講座では、インドの貧困や紛争、開発問題をはじめ、「持続可能な社会」のあり方や経済発展にともなう今後のエネルギー問題について考え、学びました。写真は地球大学生が木村さんのゼミに取り組んでいる様子。
2013年5月3~5日の間、神奈川県の旧藤野町にて、第80回「ピースボート地球大学」の事前合宿を実施しました。「トランジション藤野」と「藤野電 力」の協力 のもと、地球一周で取り上げるテーマ「脱原発とこれからのエネルギー」について、理解を深めることができました。写真は「藤野電力」の方々と地球大学生が 一緒に設置した太陽光パネル。
②船内洋上ゼミ
地球大学ナビゲーターの木村真希子さんによる洋上ゼミや講座では、インドの貧困や紛争、開発問題をはじめ、「持続可能な社会」のあり方や経済発展にともなう今後のエネルギー問題について考え、学びました。写真は地球大学生が木村さんのゼミに取り組んでいる様子。
③インドエクスポージャー
2013 年7月28日~8月3日の間、インド南部のケーララ州においてエクスポージャー(現場実習)を実施しました。村の自治体を訪れ、開発の状況を説明してもら い、またコミュニティーバンクの仕組みを伺ったりし、開発に対する理解を深めました。写真はインドの若者たちと活発に意見交換する地球大学生。
④船内講座
地球大学ナビゲーターのミランダシュラーズさんによる洋上ゼミや講座では、自身もドイツの脱原発政策に大きな影響を与えたことから、ドイツではなぜ脱原発 が可能だったのか、そして、これからの再生可能エネルギーへの道のりなどについて講座をしていただきました。写真はミランダさんが洋上で講座を行っている 様子。
2013 年7月28日~8月3日の間、インド南部のケーララ州においてエクスポージャー(現場実習)を実施しました。村の自治体を訪れ、開発の状況を説明してもら い、またコミュニティーバンクの仕組みを伺ったりし、開発に対する理解を深めました。写真はインドの若者たちと活発に意見交換する地球大学生。
④船内講座
地球大学ナビゲーターのミランダシュラーズさんによる洋上ゼミや講座では、自身もドイツの脱原発政策に大きな影響を与えたことから、ドイツではなぜ脱原発 が可能だったのか、そして、これからの再生可能エネルギーへの道のりなどについて講座をしていただきました。写真はミランダさんが洋上で講座を行っている 様子。
⑤ドイツエクスポージャー
2013年8月18日~8月23日の間、ドイツのフランクフルト、ルール地方において2回目のエクスポージャー(現場実習)を実施しました。政府の方針と して脱原発を決めたドイツで、環境における政府、市民、地方自治体の役割を学びながら、エネルギー効率や環境にやさしい建築などを見学しました。写真はフ ランクフルトの環境に対する取り組みを聞く地球大学生。
⑥「原発のない世界」に向けて
水先案内人のリカルド・ナヴァロさんをゼミに招き、資源、貧困、紛争など先進国と途上国がともに抱えるグローバルな問題と持続可能性とのつながりについて 学びました。また、 持続可能な社会に向けて地域で活動している船旅の参加者に、取り組みについてグループに分かれてインタビューし、学生たちがそれらをまとめ、地球大学の公 開ゼミとして発表しました。
2013年8月18日~8月23日の間、ドイツのフランクフルト、ルール地方において2回目のエクスポージャー(現場実習)を実施しました。政府の方針と して脱原発を決めたドイツで、環境における政府、市民、地方自治体の役割を学びながら、エネルギー効率や環境にやさしい建築などを見学しました。写真はフ ランクフルトの環境に対する取り組みを聞く地球大学生。
⑥「原発のない世界」に向けて
水先案内人のリカルド・ナヴァロさんをゼミに招き、資源、貧困、紛争など先進国と途上国がともに抱えるグローバルな問題と持続可能性とのつながりについて 学びました。また、 持続可能な社会に向けて地域で活動している船旅の参加者に、取り組みについてグループに分かれてインタビューし、学生たちがそれらをまとめ、地球大学の公 開ゼミとして発表しました。
⑦最終報告会「BE THE CHANGE」
地球大学で学んだことの集大成として、報告会や展示会、そしてワークショップなどを行いました。報告会では、原発・自然エネルギー・持続可能性をテーマ に、パネルディスカッションを行い、報告会の最後には、地球大学受講生のひとりひとりの今後のアクションについて発表しました。
地球大学で学んだことの集大成として、報告会や展示会、そしてワークショップなどを行いました。報告会では、原発・自然エネルギー・持続可能性をテーマ に、パネルディスカッションを行い、報告会の最後には、地球大学受講生のひとりひとりの今後のアクションについて発表しました。