ピースボートで出会う南アフリカ
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
- 寄港地エリア: アフリカ
船
2022.12.23
2022.12.23
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
ピースボートで出会う南アフリカ
「虹の国」と呼ばれる南アフリカ共和国は、アフリカ大陸南端に位置しています。
雄大な風景や野生動物との出会いに加え、厳しい歴史や社会問題に触れる寄港地です。同時に、そこにはピースボートの長年のパートナー団体や友人たちが待っています。
南東部海辺の都市ポートエリザベスからは世界三大瀑布である「ビクトリアの滝」や、自然動物保護区のサファリなどを訪れます。
大航海時代にヨーロッパとインドの中継地として建設されたケープタウンは近代的な都市です。雄大な自然環境を感じる喜望峰やテーブルマウンテンだけでなく、マンデラ元大統領も収監されていた刑務所の島である「ロベン島」を訪問できます。
さらに、旧黒人居住区での交流プログラムもピースボートならではの体験です。
雄大な風景や野生動物との出会いに加え、厳しい歴史や社会問題に触れる寄港地です。同時に、そこにはピースボートの長年のパートナー団体や友人たちが待っています。
南東部海辺の都市ポートエリザベスからは世界三大瀑布である「ビクトリアの滝」や、自然動物保護区のサファリなどを訪れます。
大航海時代にヨーロッパとインドの中継地として建設されたケープタウンは近代的な都市です。雄大な自然環境を感じる喜望峰やテーブルマウンテンだけでなく、マンデラ元大統領も収監されていた刑務所の島である「ロベン島」を訪問できます。
さらに、旧黒人居住区での交流プログラムもピースボートならではの体験です。
ケープタウン沖のロベン島へのスタディツアーでは、100年にわたる監獄島としての歴史と、囚人であったネルソン・マンデラ氏について学びます。
船内では、水先案内人からアパルトヘイト(人種隔離政策)について学びます。
NPOアフリカ日本協議会の津山直子さんは、日本での反アパルトヘイト運動と、南アフリカの民主化について解説します。
コミュニティ活動家であるジュリアン・トーマスさんは、1990年以来、刑務所で非暴力コミュニケーションのワークショップを行っています。船内では、これまでの植民地主義について解説し、アパルトヘイトがどのように現在の投獄の傾向に影響を与えているかを考察します。
南アフリカで国会議員を務めたエラ・ガンジーさんは、非暴力による紛争解決の重要性を強調し、祖父であるマハトマ・ガンジー氏の有名な言葉である「世界を変えるために自分を変えよう」というメッセージを届けます。
船内では、水先案内人からアパルトヘイト(人種隔離政策)について学びます。
NPOアフリカ日本協議会の津山直子さんは、日本での反アパルトヘイト運動と、南アフリカの民主化について解説します。
コミュニティ活動家であるジュリアン・トーマスさんは、1990年以来、刑務所で非暴力コミュニケーションのワークショップを行っています。船内では、これまでの植民地主義について解説し、アパルトヘイトがどのように現在の投獄の傾向に影響を与えているかを考察します。
南アフリカで国会議員を務めたエラ・ガンジーさんは、非暴力による紛争解決の重要性を強調し、祖父であるマハトマ・ガンジー氏の有名な言葉である「世界を変えるために自分を変えよう」というメッセージを届けます。
アフリカン・ユース・アンサンブル(AYE)は、南アフリカ・ヨハネスブルグ近郊のタウンシップ(旧黒人居住区)ソウェトで若者たちにクラシック音楽を教える活動をしている団体です。
かつてアパルトヘイト下で黒人に対し厳しい差別が行われていた南アフリカでは、1993年の同政策撤廃後も、根強い差別や貧富の差が大きな社会問題となっています。
貧困層が暮らす地域では、不安定な雇用や治安の問題から、若者たちが犯罪に手を染めることも少なくありません。AYEはこうした若者たちに音楽教育を通じて、目標や可能性を与える活動を続けています。
ピースボートではAYE発足当初から交流を続け、日本で集めた楽器を贈るなどの活動を続けてきました。そして、創設者である故コロワネ・マントゥ氏や多くのAYEの若者を船旅に招待してきました。
また、彼らの故郷であるソウェトを訪問するプログラムを実施し、ソウェト出身者であるネルソン・マンデラ氏やデズモンド・ツツ氏の足跡を辿ったり、地域の家庭でホームステイを行います。
かつてアパルトヘイト下で黒人に対し厳しい差別が行われていた南アフリカでは、1993年の同政策撤廃後も、根強い差別や貧富の差が大きな社会問題となっています。
貧困層が暮らす地域では、不安定な雇用や治安の問題から、若者たちが犯罪に手を染めることも少なくありません。AYEはこうした若者たちに音楽教育を通じて、目標や可能性を与える活動を続けています。
ピースボートではAYE発足当初から交流を続け、日本で集めた楽器を贈るなどの活動を続けてきました。そして、創設者である故コロワネ・マントゥ氏や多くのAYEの若者を船旅に招待してきました。
また、彼らの故郷であるソウェトを訪問するプログラムを実施し、ソウェト出身者であるネルソン・マンデラ氏やデズモンド・ツツ氏の足跡を辿ったり、地域の家庭でホームステイを行います。
NPOイカヤ・レ・ランガ(IKhaya Le Langa)は、特に地元の若者に対して仕事や活動機会を提供しています。南アフリカでは、アパルトヘイト時代にタウンシップが設置されました。ランガ地区もその一つです。
タウンシップを訪れるスタディーツアーでは、地域の活性化の取り組みや、団体創設者であるトニー・エルヴィンさんの理念を学びます。
また第100回クルーズでは、フィリピンのNGOリッター・オブ・ライト(Isang Litrong Liwanag)との共同プロジェクトとして太陽光照明を作るワークショップを行い、ランガ地区の夜間の安全に取り組みました。
ピースボートでは、長期にわたる人種隔離政策を乗り越え、多様性を認める「虹の国」となった南アフリカで、多くの人々が交流に参加し相互理解が深まるよう、プログラムを実施していきます。
タウンシップを訪れるスタディーツアーでは、地域の活性化の取り組みや、団体創設者であるトニー・エルヴィンさんの理念を学びます。
また第100回クルーズでは、フィリピンのNGOリッター・オブ・ライト(Isang Litrong Liwanag)との共同プロジェクトとして太陽光照明を作るワークショップを行い、ランガ地区の夜間の安全に取り組みました。
ピースボートでは、長期にわたる人種隔離政策を乗り越え、多様性を認める「虹の国」となった南アフリカで、多くの人々が交流に参加し相互理解が深まるよう、プログラムを実施していきます。