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ピースボートで出会うマレーシア

ピースボートで出会うマレーシア
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。

ピースボートで出会うマレーシア

ピースボートで出会うマレーシア
マレー、インド、中華の人々が、ポルトガルやオランダ、イギリスなどの影響も色濃く受けながら、文化を融合したり隣り合わせで存在し続けたりしてきたマレーシア。街並みや食文化、言葉や服装にもその影響がうかがえます。

ピースボートは、クアラルンプール(ポートクラン)、ペナン、マラッカなどの都市を訪れます。

高層ビルが建ち並ぶ首都クアラルンプールは、シンボル「ペトロナス・ツインタワー」や国旗のはためくムルデカ・スクエア(独立公園)、セントラルマーケットなどの見どころがある極めて近代的な都市です。

マラッカ海峡に面したマラッカとペナン島は共に、多様な文化の融合が目覚ましく、世界遺産に登録されています。
ピースボートで出会うマレーシア
マレーシアからのゲスト講師として、強い志で人道支援を行なっている医師のファウジア・ハサン博士(Dr. Fauziah Hasan)が乗船しました。

深刻な人道危機の現場に自ら赴き、活躍するファウジア氏。イスラエルによるガザ封鎖に抗議するため、2016年の「Women's Boat to Gaza(ガザへの女性の船)」に参加したり、ロヒンギャ難民の支援も行なっています。

彼女の、確固たる意志を持ちつつも楽観的で温かい笑顔の絶えない人柄と、社会変革へのビジョンは、多くの参加者を勇気づけるものです。
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アジアの宗教と政治の専門家であるファリッシュ・ノール博士(Dr. Farish A Noor)は、ペナン島出身の大学教授です。

船内では、帝国による東南アジアの植民地化から独立までの激動の歴史を解説します。

また、ユネスコの人類無形文化遺産に登録されたろうけつ染めの布「バティック」の歴史とその柄がもつ意味についての講義が、特に参加者の人気を集めます。

バティックの生産者の90%は女性であり、その生産が男女平等と女性の経済的地位の向上に果たす役割は大きいと強調します。
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寄港時には、ロヒンギャ難民の子どもたちのための教育センター「ペナン平和学習センター(Penang Peace Learning Center)」へのスタディツアーを行いました。

センターは、マレーシア科学大学(USM)の学生とカマルザマン・アスカンダル教授が始めたもので、ツアーでは、難民が教育を受ける権利や人間の安全保障について議論も交わしました。

マレーシアでは、難民として入国した人は法的手続きが行われている間、働くことや公立学校への通学が許可されないことから、学習センターが勉強や職業訓練に加え、精神的な安定・安心の場となっています。
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ピースボートでは、ボルネオ島のコタキナバルに寄港したこともあります。

陸続きの本土とは一味違う、熱帯雨林に囲まれた環境を楽しむことができます。

コタキナバルからは、ロカウィ野生動物公園を訪れ、地域の生物多様性と保護活動、特にテングザルなど絶滅の危機にあるボルネオ島の固有種について学びました。
ピースボートで出会うマレーシア
マレーシアは核兵器の完全廃絶を目指しており、2021年1月22日に発効した核兵器禁止条約(TPNW)に最初に署名・批准した50の加盟国の1つです。

寄港時、ピースボートに乗船していた被爆者とピースボートスタッフが、マレーシア外務省を訪問しました。

また、マラヤ大学などのパートナーと連携して被爆者によるオンライン証言会も開催してきました。

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