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平和と音楽の船旅へ~「明子さんの被爆ピアノ」とともに

平和と音楽の船旅へ~「明子さんの被爆ピアノ」とともに
今夏ピースボートは、8月6日と9日の原爆の日にそれぞれ広島、長崎に寄港する船旅において、一般社団法人HOPEプロジェクトとの協力のもとで、「明子さんの被爆ピアノ」を広島から船に乗せ各地で演奏会を行います。

「明子さんの被爆ピアノ」は、広島で19歳のときに被爆して亡くなった米国生まれの河本明子さんが愛用していたピアノです。この演奏を通して、平和へのメッセージを各地に届けていきます。あわせて、広島女学院大学所蔵の「被爆バイオリン」もこの船旅に加わる予定です。

このプロジェクトの成功のために、皆さんのご協力をお願いしています。
今夏ピースボートは、8月6日と9日の原爆の日にそれぞれ広島、長崎に寄港する船旅において、一般社団法人HOPEプロジェクトとの協力のもとで、「明子さんの被爆ピアノ」を広島から船に乗せ各地で演奏会を行います。

「明子さんの被爆ピアノ」は、広島で19歳のときに被爆して亡くなった米国生まれの河本明子さんが愛用していたピアノです。この演奏を通して、平和へのメッセージを各地に届けていきます。あわせて、広島女学院大学所蔵の「被爆バイオリン」もこの船旅に加わる予定です。

このプロジェクトの成功のために、皆さんのご協力をお願いしています。

広島・長崎から74年

平和と音楽の船旅へ~「明子さんの被爆ピアノ」とともに
第99回ピースボート「おりづるプロジェクト」参加者らによるフォト・アクション
ピースボートは、おりづるプロジェクトを通じて、広島・長崎の被爆者のみなさんの声を世界各地に届ける活動を10年以上続けてきました。しかし、原爆投下から70年以上が経ち、自らの体験を語りながら旅のできる被爆者の方は本当に少なくなってしまいました。

そんなとき、被爆遺品である「明子さんの被爆ピアノ」と「被爆バイオリン」に出会いました。

19歳で亡くなった河本明子さん

平和と音楽の船旅へ~「明子さんの被爆ピアノ」とともに
生まれた頃の明子さんとピアノ
「明子さんの被爆ピアノ」とは、米国ロサンゼルスで生まれた河本明子さんという女の子が愛用していたピアノです。1933年に両親と共に広島に渡った明子さんは、1945年8月6日に建物疎開の作業中に被爆し、翌7日に19歳で亡くなりました。同時にピアノも爆風により多くのガラス破片で傷つき、しばらくのあいだそのままにされていました。

そのピアノが後に修復され、2005年の被爆60周年のコンサートで演奏されました。それ以来、一般社団法人HOPEプロジェクト(二口とみゑ代表)が平和教育活動としてこのピアノを維持し活用しています。今回は、ピースボートとHOPEプロジェクトが協力してこの企画を行うことになりました。

パルチコフさんの被爆バイオリン

平和と音楽の船旅へ~「明子さんの被爆ピアノ」とともに
パルチコフさんの被爆バイオリン(広島女学院大学所蔵)
また、今回の船旅では、明子さんが在籍していた広島女学院が所蔵している「パルチコフさんの被爆バイオリン」も貸与いただけることになりました。このバイオリンは、広島女学院で音楽教師として赴任したロシア人、セルゲイ・パルチコフさんが愛用していたものです。

パルチコフさんは、1893年ロシア生まれ。1922年にロシア革命を逃れ、日本に亡命し、広島の映画館でバイオリンを弾いていたところ、その才能を見込まれ26年から43年まで、広島女学院で音楽教師を務めました。

日本一周そして韓国とロシアを回る東アジアの船旅で

平和と音楽の船旅へ~「明子さんの被爆ピアノ」とともに
船には演奏家を招いて
今年8月のクルーズには、最初の寄港地・広島から最終下船地の神戸(18日間)まで、「明子さんの被爆ピアノ」と「パルチコフさんの被爆バイオリン」を乗せ、各地で演奏会を行います。なるべく多くの寄港地で演奏家を招き、乗船者および地元の方々に参加していただいて、被爆ピアノと被爆バイオリンの音色を届けたいと考えています。

明子さんが書き残した日記、原爆の爆風で無数のガラス破片が突き刺さったピアノとその音色を、一人でも多くの人々に届けたいと考えています。それを通じ、あの日キノコ雲の下で何が起こったのかを一緒に想像し、核兵器のおそろしさを感じ、平和の大切さや命の尊さを考える機会にしたいと思います。

「明子さんの被爆ピアノ」「パルチコフさんの被爆バイオリン」に触れることで、被爆者の記憶を継承し、未来へ平和のメッセージをつなぐために自分に何ができるかを多くの人たちに考えてもらいたいと思います。そして、核兵器のない平和な世界のために行動をとることのできる人を増やしていきたいと考えています。

◆ピースボート「平和と音楽の船旅」
後援:広島市、公益財団法人広島平和文化センター、平和首長会議

クラウドファンディングでのご支援をお願いします

平和と音楽の船旅へ~「明子さんの被爆ピアノ」とともに
坂井原浩調律師による「明子さんのピアノ」修復作業。奥は二口とみゑさん
航海中の演奏家の移動費用、調律費用、ドキュメント映像制作など、この企画を有意義なものとするための必要経費がかかります。皆さまのご支援を心よりお願いします。ご支援金を以下の口座にて承っています。

◇郵便振替◇
00180-3-177458
加入者名 ピースボート
※通信欄は「被爆ピアノ」とご記入ください

◇ゆうちょ銀行◇
支店〇一九(ゼロイチキュウ)店 当座0177458
口座名義 ピースボート 
※お名前の前に、「ヒバクピアノ」とご入力ください

このプロジェクトについて、以下のとおり報道されています。
2019.4.4 NHK(広島) 被爆ピアノ今夏各地で演奏へ
2019.4.4 テレビ新広島 ピースボート「被爆体験を被爆ピアノで…」新たな取り組みへ
2019.4.4 広島ホームテレビ 被爆ピアノが船旅に 国内外で被爆バイオリンとともに演奏へ
2019.4.5 朝日新聞(広島) 被爆ピアノ海を越え響く ピースボート演奏会 8月7日出航
2019.4.5 読売新聞(広島) 被爆ピアノの音色世界へ NGO企画 船旅で11カ所寄港
2019.4.5 中国新聞 船の旅に被爆ピアノ ピースボート 8月出航 船内演奏会
2019.6.18 毎日新聞  憂楽帳 明子さんのピアノ
2019.6.20 東京新聞、中日新聞、神戸新聞、徳島新聞、西日本新聞、沖縄タイムスほか(共同) 広島で被爆ピアノの音色、各地で - ピースボート、船上演奏会
2019.6.20 テレビ新広島 ピースボートが8月6日に被爆ピアノなどの船上コンサート
2019.6.20 広島ホームテレビ ピースボートが広島で8・6船上演奏会
2019.6.21 中国新聞 「原爆の日」に被爆楽器演奏 広島港でピースボート
2019.6.22 毎日新聞(広島) 被爆のピアノ国内外巡航 8月6日広島で船上演奏会
2019.6.25 NHK(長崎) 原爆の日に“被爆ピアノ”演奏会
2019.6.26 長崎新聞 8月9日に船上で被爆ピアノを演奏 ピースボート
2019.7.1 毎日新聞(長崎) 被爆ピアノ 長崎で来月9日、演奏会 広島原爆死の女学生愛用
2019.7.10 テレビ長崎 広島の「被爆ピアノ」演奏会、長崎に寄港のピースボート船内で8月9日に開催へ

6月20日に広島で、24日に長崎で記者会見を行いました

関連リンク

6月29日をもってクラウドファンディングの受付は終了しました。皆さまのご協力ありがとうございました

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