ニカラグアとパナマへ、石けんや文房具などを届けました
ピースボートUPA国際協力プロジェクトでは、世界各地へ支援物資を届ける活動を通して、各国のNGOや市民団体とのネットワーク作りを行っています。
- プロジェクト: UPA国際協力プロジェクト
- 寄港地エリア: 南北アメリカ&カリブ
- クルーズ: 第84回 地球一周の船旅
船
2014.8.26
2019.3.26
ピースボートUPA国際協力プロジェクトでは、世界各地へ支援物資を届ける活動を通して、各国のNGOや市民団体とのネットワーク作りを行っています。
第84回ピースボートでは、8月上旬に寄港したニカラグアおよびパナマで、現地の交流先に石けんや文房具などの支援物資を届けました。石けんは、コステメティックブランドLUSHジャパンから提供を受けたものです。
ニカラグア
ニカラグアでは政府受け入れのもと、貧困地域で暮らす人々へ石けん・ボディソープを合わせて500点と文房具832点を届けました。首都マナグアの極貧層や、水辺等で病気や菌が繁殖しやすい地域で生活をしている人々に対し、清潔で健康的な生活ができるように支援を行いました。子どもや女性、高齢者や身体の不自由な人をはじめ、精神疾患患者、家庭内暴力を受けていた子どもなど、社会的に立場の弱い人々へ物資は届けられました。
約600万の人口を抱え、中米最大の面積を持つニカラグアですが、農業や畜産などの第一次産業を主産業としている、ラテンアメリカでは最も貧しい国の一つと言われています。貧しさの原因は、1936年から1979年まで続いた長期にわたる内戦や度重なる自然災害です。また、米国のグロバーリゼーション(新自由主義的な経済システム)の影響を強く受けて、貧富の差がさらに激化しています。ニカラグア政府は、少ない予算ではあるものの、貧困地域に対して食糧支援や住居支援、職業訓練などの政策をとって継続的に支援をしています。これにより、貧困層の生活改善につながっています。
約600万の人口を抱え、中米最大の面積を持つニカラグアですが、農業や畜産などの第一次産業を主産業としている、ラテンアメリカでは最も貧しい国の一つと言われています。貧しさの原因は、1936年から1979年まで続いた長期にわたる内戦や度重なる自然災害です。また、米国のグロバーリゼーション(新自由主義的な経済システム)の影響を強く受けて、貧富の差がさらに激化しています。ニカラグア政府は、少ない予算ではあるものの、貧困地域に対して食糧支援や住居支援、職業訓練などの政策をとって継続的に支援をしています。これにより、貧困層の生活改善につながっています。
パナマ
パナマでは、先住民族のクナ族へ、石けん・ボディソープ合わせて50点を届けました。
パナマで最も有名な民族手芸「モラ」は、先住民クナ族の女性たちによって一つ一つ手作りされており、自分たち独自の文化を守るため立ち上げた「クナ・オーソリティー」という保全団体を中心に文化継承に励んできました。しかし、先住民族の減少や経済的理由による慢性的な物資不足などを背景に、伝統文化を継承することが難しい地域が増えているのも現状です。ピースボートは、ミシンや布をはじめ、生活用品などの支援を続けてきました。
84回クルーズでは、ブラジル、ブルアリア、ヨルダン、カンボジアなどに石けんなどの物資を届ける予定です。
パナマで最も有名な民族手芸「モラ」は、先住民クナ族の女性たちによって一つ一つ手作りされており、自分たち独自の文化を守るため立ち上げた「クナ・オーソリティー」という保全団体を中心に文化継承に励んできました。しかし、先住民族の減少や経済的理由による慢性的な物資不足などを背景に、伝統文化を継承することが難しい地域が増えているのも現状です。ピースボートは、ミシンや布をはじめ、生活用品などの支援を続けてきました。
84回クルーズでは、ブラジル、ブルアリア、ヨルダン、カンボジアなどに石けんなどの物資を届ける予定です。