第85回ピースボート「PEACE&GREEN BOAT2013」が出航しました!
2013月10月18日(金)〜10月27日(日)で開催されている第85回「ピースボート日韓クルーズPEACE&GREEN BOAT2013」が18日に博多を出港しました。出航に伴い、博多港国際ターミナルにてピースボート共同代表の吉岡達也をはじめ、水先案内人として乗船される方々による記者会見が開かれました。
- プロジェクト: PEACE&GREEN BOAT
- 寄港地エリア: アジア
- クルーズ: 第6回 日韓クルーズ
船
2013.10.22
2019.3.26
2013月10月18日(金)〜10月27日(日)で開催されている第85回「ピースボート日韓クルーズPEACE&GREEN BOAT2013」が18日に博多を出港しました。出航に伴い、博多港国際ターミナルにてピースボート共同代表の吉岡達也をはじめ、水先案内人として乗船される方々による記者会見が開かれました。
記者会見で挨拶をした吉岡は、今回で6回目となるPEACE&GREEN BOATについて、
「昨今の竹島・独島の問題やヘイトスピーチなどで、日韓関係が悪化をしているいまだからこそ、両国の市民が話し合うことが重要だ」と語りました。
また、今クルーズでは憲法9条が大きなテーマになっていることから、記者会見ではなぜ9条がテーマなのかといったものや、東アジアで9条を掲げてどんな活動をしているのかなどの質問が相次ぎました。
憲法9条に関して吉岡は、「憲法9条のおかげでこれまで東アジアの平和を保つことができ、仮に憲法を改正した場合は東アジア諸国の信頼を損なうので、憲法9条は守るべきだ」と語りました。
また、元米国陸軍大佐で国務省上級外交官のアン・ライトさんも「軍事的手段では問題の解決にはならないので、日本国民は政府の改憲への動きを止めるために、政府に圧力をかける必要がある」と語りました。
以下、今回のクルーズに乗船している水先案内人からのメッセージを紹介します。
「昨今の竹島・独島の問題やヘイトスピーチなどで、日韓関係が悪化をしているいまだからこそ、両国の市民が話し合うことが重要だ」と語りました。
また、今クルーズでは憲法9条が大きなテーマになっていることから、記者会見ではなぜ9条がテーマなのかといったものや、東アジアで9条を掲げてどんな活動をしているのかなどの質問が相次ぎました。
憲法9条に関して吉岡は、「憲法9条のおかげでこれまで東アジアの平和を保つことができ、仮に憲法を改正した場合は東アジア諸国の信頼を損なうので、憲法9条は守るべきだ」と語りました。
また、元米国陸軍大佐で国務省上級外交官のアン・ライトさんも「軍事的手段では問題の解決にはならないので、日本国民は政府の改憲への動きを止めるために、政府に圧力をかける必要がある」と語りました。
以下、今回のクルーズに乗船している水先案内人からのメッセージを紹介します。
金朋央氏さん(コリアNGOセンター)
「数年前まで市民交流が活発だった日本と韓国の関係が、最近とてもさめきっています。今クルーズでは、ヘイトスピーチについて日韓双方の参加者がどう思っているのか、そしてお互いに歩み寄ることができるのかをワークショップを通じて行い、日韓関係を少しでも改善できればと思います」
戸塚悦朗さん(元龍谷大学法科大学院教授/国際人権法)
「日中韓の関係は教育と密接に関わっています。特に今日の教育政策やメディアの在り方には危惧を感じているので、船内ではそのようなことに警鐘をならしたいと思います」
アン・ライトさん(元米国陸軍大佐・国務省上級外交官)
「憲法9条改憲の動きがあるなか、今クルーズにはとても大きな意味があると考えています。軍事的解決ではなく、人と人とのつながりで問題を解決していくPEACE&GREEN BOATの活動はとてもすばらしいと思います。船内ではアメリカのアジア戦略についてお話します」
鎌田慧さん(ルポライター)
「尖閣や竹島等をめぐりナショナリズムが高まっています。そんな中での今クルーズはとても重要だと思います。両国が何世代も前から上手に共有していた漁場や、原発を保有しているという共通点もあるので、お互いに近さを感じる部分もあると思います。政府間の対立を市民運動レベルでつなげる今クルーズには、大きな意味があると考えます」
前田哲男さん(ジャーナリスト)
「プレスリリースには日韓関係「冬の時代」と記載されていますが、私は今クルーズの出航からもわかるように、「春の時代」だと考えています。東アジア共同体をつくることは海の共同体を作るということです。今クルーズはその意味でも重要な一歩になると思います」
畑江奈つ希さん(Bridge for Peace)
「韓国では日本の選挙結果をとても危惧しています。しかし、政治的な枠組みから少しはなれると、そこには人と人とのつながりがあることに気がつきます。過去に犯した過ちを繰り返さず、そしてよりより未来を築くためにも今クルーズでは多くの韓国人と交流したいと思います」
李泳采さん(恵泉女学園大学准教授)
「以前活発だった市民の交流による友好的な関係が、日韓の政治により後退していると思います。今こそ市民の間で歴史認識のギャップを埋めなくてはいけないと考えています」
「数年前まで市民交流が活発だった日本と韓国の関係が、最近とてもさめきっています。今クルーズでは、ヘイトスピーチについて日韓双方の参加者がどう思っているのか、そしてお互いに歩み寄ることができるのかをワークショップを通じて行い、日韓関係を少しでも改善できればと思います」
戸塚悦朗さん(元龍谷大学法科大学院教授/国際人権法)
「日中韓の関係は教育と密接に関わっています。特に今日の教育政策やメディアの在り方には危惧を感じているので、船内ではそのようなことに警鐘をならしたいと思います」
アン・ライトさん(元米国陸軍大佐・国務省上級外交官)
「憲法9条改憲の動きがあるなか、今クルーズにはとても大きな意味があると考えています。軍事的解決ではなく、人と人とのつながりで問題を解決していくPEACE&GREEN BOATの活動はとてもすばらしいと思います。船内ではアメリカのアジア戦略についてお話します」
鎌田慧さん(ルポライター)
「尖閣や竹島等をめぐりナショナリズムが高まっています。そんな中での今クルーズはとても重要だと思います。両国が何世代も前から上手に共有していた漁場や、原発を保有しているという共通点もあるので、お互いに近さを感じる部分もあると思います。政府間の対立を市民運動レベルでつなげる今クルーズには、大きな意味があると考えます」
前田哲男さん(ジャーナリスト)
「プレスリリースには日韓関係「冬の時代」と記載されていますが、私は今クルーズの出航からもわかるように、「春の時代」だと考えています。東アジア共同体をつくることは海の共同体を作るということです。今クルーズはその意味でも重要な一歩になると思います」
畑江奈つ希さん(Bridge for Peace)
「韓国では日本の選挙結果をとても危惧しています。しかし、政治的な枠組みから少しはなれると、そこには人と人とのつながりがあることに気がつきます。過去に犯した過ちを繰り返さず、そしてよりより未来を築くためにも今クルーズでは多くの韓国人と交流したいと思います」
李泳采さん(恵泉女学園大学准教授)
「以前活発だった市民の交流による友好的な関係が、日韓の政治により後退していると思います。今こそ市民の間で歴史認識のギャップを埋めなくてはいけないと考えています」