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福島の大学生が原発災害を世界に伝え、自然エネルギーを学びます

福島の大学生が原発災害を世界に伝え、自然エネルギーを学びます
成田空港から出発する福島の学生たちの様子
第80回ピースボートでは「福島と世界をつなぐ」をテーマに、船内と寄港地で福島の現状を伝え、原発に頼らない新しいエネルギーや社会のあり方について考える2つのプロジェクトが行われています。

一つはピースボートと「高校生平和大使」運動事務局(長崎市)が協力して行う「フクシマ・アウェアネス・プロジェクト」、もう一つはピースボートと福島大学災害復興研究所が協力して行う「福島大学ユースプロジェクト」です。

これらのプロジェクトに参加する福島の大学生7人は、8月15日にキプロスからピースボートの船に合流しました。
成田空港から出発する福島の学生たちの様子
第80回ピースボートでは「福島と世界をつなぐ」をテーマに、船内と寄港地で福島の現状を伝え、原発に頼らない新しいエネルギーや社会のあり方について考える2つのプロジェクトが行われています。

一つはピースボートと「高校生平和大使」運動事務局(長崎市)が協力して行う「フクシマ・アウェアネス・プロジェクト」、もう一つはピースボートと福島大学災害復興研究所が協力して行う「福島大学ユースプロジェクト」です。

これらのプロジェクトに参加する福島の大学生7人は、8月15日にキプロスからピースボートの船に合流しました。

「高校生平和大使」卒業生が欧州とカリブで証言

福島の大学生が原発災害を世界に伝え、自然エネルギーを学びます
震災で被災した自分の体験をバルセロナで語る高野桜さん
被災者自身が福島の現状を語り、原発の危険性について世界に伝えるこの「フクシマ・アウェアネス・プロジェクト」に参加しているのは、南相馬市小高地区出身の高野桜さんです。

地震と津波と原発災害で被災した高野さんの自宅は、福島第一原発から20km圏内にありました。地震直後、相次ぐ余震で眠れない日々が続いたといいます。その後原発が爆発し、避難する場所も明確に伝えられないまま、ただ「北へ避難して下さい」と言われ避難し、避難先ではスクリーニングという放射線測定検査を受けされられました。三日間まともな食事もない生活を送りました。また避難生活中の仕事や学校の都合で家族がバラバラになってしまいました。

そんな高野さんは2012年、小高工業高校3年生のときに「高校生平和大使」として国連ジュネーブ本部およびブラジルにて証言活動に参加しました。また「福島と長崎を結ぶ会」など、多数の講演で発言してきました。今回のピースボートのプロジェクトでは、ヨーロッパ各国とカリブで証言活動を行っています。

高野桜さん活動概要

8月15日     キプロス・リマソールで船に合流。
8月18日~22日 地球大学エクスポーシャー「ドイツで学ぶ、原発のない社会への転換」に参加、発言。
8月23日     イタリア・ローマでラジオや雑誌の取材を受ける。
8月25日    フランス・マルセイユで自然エネルギーに取り組むNGOを訪問。
8月26日    スペイン・バルセロナ「サダコ学園」を訪問、証言。
9月9日    ドミニカ共和国・サントドミンゴにてカリブ法治研究所主催の証言会に参加。
9月14日    パナマで下船。

福島大学生は地球大学で「これからのエネルギー」を学ぶ

福島の大学生が原発災害を世界に伝え、自然エネルギーを学びます
地球大学の洋上セミナーの様子
「福島大学ユースプロジェクト」に参加しているのは、福島大学の6名の学生たちです。8月15日にキプロスで合流し10月10日の横浜帰港まで乗船する彼らは、他の20名以上の地球大学の学生たちとともに脱原発や自然エネルギーを学びます。

3.11以降「原発のない社会」を実現したいと願う声が高まっています。どうすれば脱原発が実現するのかを世界に学ぼう!という趣旨で、第80回クルーズでは地球大学が開講されています。

原発問題のまっただ中で生活する福島の学生たちがそこに参加し、自分たちの体験について振り返り、語り、未来への道を切り開くための議論に参加してもらおうというのがこのプロジェクトです。

ピースボート地球大学の概要
ピースボート地球大学は船の上と寄港地のユニークな環境を利用し、訪れる各地域での現場体験と洋上ゼミを組み合わせて学ぶプログラムです。今回のテーマは「世界に学べ!!脱原発とこれからのエネルギー」。原発の危険性を体験した今、世界中で行われている自然エネルギーを活用する実例などを現地の人や専門家から学んでいます。
福島の大学生が原発災害を世界に伝え、自然エネルギーを学びます
8月18日~22日には、地球大学エクスポーシャー「ドイツで学ぶ、原発のない社会への転換」が行われ、学生たちは、フランクフルト、ボトロップ、ベルリンなどで自然エネルギーや地域の取り組みについて学びました。
ドイツのカルカー遊園地を訪問。一度も稼働することなく閉鎖が決まり、遊園地に生まれ変わった原発を見学。後ろの冷却棟がアトラクションになっています!

各地でメディアに取り上げられています

各地でメディアに取り上げられています
福島の学生たちは、各地でメディアに取材され、その様子は各国で報道されています。

イタリア
イタリア国営放送のラジオ Radio 3
Centro di documentazione “Semi sotto la neve”

スペイン−バルセロナ
20 minutos
Europapress
BCN CAT (スペインのテレビ)

福島と世界をつなぐ-ピースボートの取り組み
NGOピースボートは一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンター(PBV)と共同で福島と世界をつなげる、さまざまな長期的支援プログラム「福島子どもプロジェクト」を行っています。