3.11から7年 原発災害のリスクを世界に伝え、自然エネルギーを促進していきます
東日本大震災と福島の原発事故からまもなく7年を迎えます。ピースボートはこれまで「福島の教訓」を世界に伝える多言語ブックレットの普及につとめてきましたが、このたび、原発災害リスクの伝達者を国内外で育成するプロジェクトを開始しました。
ピースボートはまた、「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」や「脱原発をめざす首長会議」を支援し、原発に頼らない社会を作るために取り組んでいます。3.11に向けてさまざまなイベントもありますので、ご紹介します。
ピースボートはまた、「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」や「脱原発をめざす首長会議」を支援し、原発に頼らない社会を作るために取り組んでいます。3.11に向けてさまざまなイベントもありますので、ご紹介します。
- プロジェクト: 脱原発
INFO
2018.2.26
2020.5.11
東日本大震災と福島の原発事故からまもなく7年を迎えます。ピースボートはこれまで「福島の教訓」を世界に伝える多言語ブックレットの普及につとめてきましたが、このたび、原発災害リスクの伝達者を国内外で育成するプロジェクトを開始しました。
ピースボートはまた、「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」や「脱原発をめざす首長会議」を支援し、原発に頼らない社会を作るために取り組んでいます。3.11に向けてさまざまなイベントもありますので、ご紹介します。
ピースボートはまた、「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」や「脱原発をめざす首長会議」を支援し、原発に頼らない社会を作るために取り組んでいます。3.11に向けてさまざまなイベントもありますので、ご紹介します。
福島の教訓を伝える「原発災害リスク伝達者」を育成
ピースボートは他のNGOと協力してブックレット「福島 10の教訓」を2015年に作成し、福島ブックレット委員会として世界に広げる活動を進めてきました。この多言語ブックレットは現在、日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、フランス語、スペイン語、アラビア語など14言語にわたります。
昨年からは福島ブックレット委員会として地球環境基金の助成をえて「福島原発事故の教訓に基づく災害リスク伝達者育成プロジェクト」を進めています。
この「原発災害リスク伝達者」育成プロジェクトの一環として、去る1月20日(土)から23日(火)、ヨルダン、トルコ、インド、韓国、台湾から教育関係者やNGO関係者らを日本に招き、ワークショップとシンポジウムを実施しました。これらの国々はいずれも、原発があるかまたは原発計画のある国々です。これらの国々で原発災害のリスクをどのように伝えていくか、その手法や教材作りについて議論しました。
参加者らは、福島県内の視察で、福島第一原発に近い浪江町を訪問したほか、放射能教育の施設であるコミュタン福島を訪問したました。現地の人びとの声を聞いた上で、福島市内での二日間のワークショップにおいてそれぞれの国での原発のリスクに関する教育や意識喚起のあり方について議論を深めました。東京では1月23日(火)に聖心女子大学グローバル共生研究所で「どう伝える? 福島の教訓~グローバルな視点から考える」と題する国際シンポジウムを開催し、参加者のそれぞれの国の原発事情などについて報告しました。
福島ブックレット委員会はこのプロジェクトを数年間継続し、世界各地で原発災害のリスクを伝える教材や教育手法を開発していく計画です。こうした教材等は、ピースボートの船旅でも活用していきます。
昨年からは福島ブックレット委員会として地球環境基金の助成をえて「福島原発事故の教訓に基づく災害リスク伝達者育成プロジェクト」を進めています。
この「原発災害リスク伝達者」育成プロジェクトの一環として、去る1月20日(土)から23日(火)、ヨルダン、トルコ、インド、韓国、台湾から教育関係者やNGO関係者らを日本に招き、ワークショップとシンポジウムを実施しました。これらの国々はいずれも、原発があるかまたは原発計画のある国々です。これらの国々で原発災害のリスクをどのように伝えていくか、その手法や教材作りについて議論しました。
参加者らは、福島県内の視察で、福島第一原発に近い浪江町を訪問したほか、放射能教育の施設であるコミュタン福島を訪問したました。現地の人びとの声を聞いた上で、福島市内での二日間のワークショップにおいてそれぞれの国での原発のリスクに関する教育や意識喚起のあり方について議論を深めました。東京では1月23日(火)に聖心女子大学グローバル共生研究所で「どう伝える? 福島の教訓~グローバルな視点から考える」と題する国際シンポジウムを開催し、参加者のそれぞれの国の原発事情などについて報告しました。
福島ブックレット委員会はこのプロジェクトを数年間継続し、世界各地で原発災害のリスクを伝える教材や教育手法を開発していく計画です。こうした教材等は、ピースボートの船旅でも活用していきます。
2/27 「ドイツはどのようにして脱原発に舵をきったか」
ドイツ脱原発倫理委員会委員を務めたミランダ・シュラーズさんが来日し、原発を推進していたドイツが事故後、どのようにして脱原発へと舵をきったのかお話しいただき、私たちがこれから進むべき道筋についてともに考えます。また、ファシリテーターとして映像作家の鎌仲ひとみさん、コメンテーターにFoE Japanの満田夏花さんが登壇します。この講演会において、ピースボートは共催団体に名を連ねています。
※詳細は下記「ドイツはどのようにして脱原発に舵をきったか」のリンク先よりご覧ください。
日時:2018年2月27日(火)18:30~21:00
会場:聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ3階 ブリット記念ホール
参加料:1,000円(資料代)、高校生以下無料
主催:ミランダ・シュラーズさん講演会実行委員会
※詳細は下記「ドイツはどのようにして脱原発に舵をきったか」のリンク先よりご覧ください。
日時:2018年2月27日(火)18:30~21:00
会場:聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ3階 ブリット記念ホール
参加料:1,000円(資料代)、高校生以下無料
主催:ミランダ・シュラーズさん講演会実行委員会
3/9「3・11を忘れない~核なき未来へ向けて」
2017年3月に自主避難者への住宅提供が打ち切られ、貧困に陥る避難者が生まれています。そのような厳しい環境の中、政府は原発を延命させるため、廃炉費用を託送料金に上乗せさせるなどの政策を打ち出しています。韓国や台湾では市民の力が脱原発の方針を勝ち取りました。
本シンポジウムでは原発事故の現状、日本のエネルギーの未来を見つめるとともに、韓国、台湾のゲストから、脱原発を成功に導いた市民の力について話を伺います。また、ピースボートの川崎哲が核廃絶に関する特別報告も行います。ピースボートは協賛団体の1つとなっています。
日時:2018年3月9日(金)
昼の部>14:00〜17:00 福島の今とエネルギーの未来
夜の部>18:00~21:00 核なき世界へ向けて
場所:文京区区民センター 3A
参加費:昼の部・夜の部 それぞれ800円、通し券1000円
(FoE Japan サポーター無料、学生半額)
定員:300人(要申し込み、先着順)
主催:FoE Japan
※申込み方法、詳細は下記「3・11を忘れない~核なき未来へ向けて」よりご覧ください。
本シンポジウムでは原発事故の現状、日本のエネルギーの未来を見つめるとともに、韓国、台湾のゲストから、脱原発を成功に導いた市民の力について話を伺います。また、ピースボートの川崎哲が核廃絶に関する特別報告も行います。ピースボートは協賛団体の1つとなっています。
日時:2018年3月9日(金)
昼の部>14:00〜17:00 福島の今とエネルギーの未来
夜の部>18:00~21:00 核なき世界へ向けて
場所:文京区区民センター 3A
参加費:昼の部・夜の部 それぞれ800円、通し券1000円
(FoE Japan サポーター無料、学生半額)
定員:300人(要申し込み、先着順)
主催:FoE Japan
※申込み方法、詳細は下記「3・11を忘れない~核なき未来へ向けて」よりご覧ください。
原発ゼロと自然エネルギー促進のために活動しています
原発事故後、より一層、脱原発や自然エネルギーの推進に向けた国民運動を展開していくため、全国各地でそれらに取組んでいる団体が集結し、2017年4月に「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」(略称:原自連)が創設されました。同連盟は、2018年1月に、すべての原発の即時廃止と自然エネルギーへの全面転換を目指す「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」を発表し、現政府の原発再稼働を進める政策の転換を与野党に呼びかけ、社会的なうねりを作り出しています。ピースボートは原自連に賛同団体として加わっており、ピースボートの吉岡達也は幹事として加わっています。
全国の脱原発を志す首長らが集まり2012年に発足した「脱原発をめざす首長会議」では、ピースボートは事務局や国内外のネットワーク作りにおいてサポートしています。首長会議は、これまで北海道や新潟、茨城、小田原、京都、三重、佐賀、鹿児島など、全国各地で再生可能エネルギーが国内外で広がっている現実や原発の再稼働における避難計画や同意権についての学習会を行っています。
※詳細は以下の「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」、「脱原発をめざす首長会議」よりご覧いただけます。
全国の脱原発を志す首長らが集まり2012年に発足した「脱原発をめざす首長会議」では、ピースボートは事務局や国内外のネットワーク作りにおいてサポートしています。首長会議は、これまで北海道や新潟、茨城、小田原、京都、三重、佐賀、鹿児島など、全国各地で再生可能エネルギーが国内外で広がっている現実や原発の再稼働における避難計画や同意権についての学習会を行っています。
※詳細は以下の「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」、「脱原発をめざす首長会議」よりご覧いただけます。