【支援物資活動レポート】第94回ピースボート地球一周の船旅
ピースボートUPA国際協力プロジェクトでは、世界各地へ「支援物資」を届ける活動を通して、各国のNGOや市民団体とのネットワーク作りを行っています。2017年7月末、日本に帰港した第94回ピースボート地球一周の船旅では、スリランカ、ベネズエラ、パナマ、ニカラグア、エルサルバドル、ハワイなどに寄港し、現地の子どもたちに楽器、文房具、衣類、野球道具、バレーボール、サッカーボール、玩具などを届けました。
物資をご提供いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
物資をご提供いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
- プロジェクト: UPA国際協力プロジェクト
- クルーズ: 第94回 地球一周の船旅
船
2017.11.15
2019.3.26
ピースボートUPA国際協力プロジェクトでは、世界各地へ「支援物資」を届ける活動を通して、各国のNGOや市民団体とのネットワーク作りを行っています。2017年7月末、日本に帰港した第94回ピースボート地球一周の船旅では、スリランカ、ベネズエラ、パナマ、ニカラグア、エルサルバドル、ハワイなどに寄港し、現地の子どもたちに楽器、文房具、衣類、野球道具、バレーボール、サッカーボール、玩具などを届けました。
物資をご提供いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
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エルサルバドルで、日本語を学ぶ人たちと交流
私立ホセ・シメオン・カニャス中米大学 (UCA)に訪れ、小学生向けの絵本や小説、辞書などの日本語の本を届けました。
エルサルバドルでは、約300名の人々が日本語を学んでいます。私たちの訪れたUCAも公開講座の開設以降、多くの学生が日本語を学んでいます。しかし、1970年代後半から92年まで長く続いた内戦の影響もあり、現在でも経済的な理由により日本語を学ぶための教材が足りていません。
UCA大学の日本語教師であるルネー先生は「ピースボートの人々が届けた本によって、より多くが学生が日本語を学び、将来の可能性を広がる」と語りました。ピースボートでは支援先である学校、地域を訪問、学生の家にホームステイをし交流を深めました。
エルサルバドルでは、約300名の人々が日本語を学んでいます。私たちの訪れたUCAも公開講座の開設以降、多くの学生が日本語を学んでいます。しかし、1970年代後半から92年まで長く続いた内戦の影響もあり、現在でも経済的な理由により日本語を学ぶための教材が足りていません。
UCA大学の日本語教師であるルネー先生は「ピースボートの人々が届けた本によって、より多くが学生が日本語を学び、将来の可能性を広がる」と語りました。ピースボートでは支援先である学校、地域を訪問、学生の家にホームステイをし交流を深めました。
先住民族「エンベラ族」の人びとと出会う
パナマ先住民族エンベラ族のコミュニティを訪れ、サッカーボールなどの支援物資を届けました。
エンベラ族は、パナマとコロンビアの国境近く、ダリエン地方に暮らしています。人口約1万人の少数民族ですが、伝統の保護や文化継承に力を入れ、現在も古くからの暮らしや価値観を守り続けています。
パナマシティを筆頭に、経済発展が著しいパナマですが、先住民族を取り巻く環境は決して容易なものではありません。エンベラ族コミュニティコーディネーターのミリッツァ・フラコさんはダリエン地方出身ですが、2つの理由で2007年に現在暮らすコロンに移住しました。
1つ目はコロンビア国境付近の治安が悪化してしまったこと、二つ目は生活スタイルの変化により、経済的、教育的に限界を感じたからだとコメントをいただきました。
今回訪問したコミュニティーは現在約20世帯が暮らしています。村に一つある学校にはサッカーゴールが設置されていました。ボール一つでできるサッカーは人気があり、訪問した際子どもたちが一生懸命ボールを追いかけていました。
ボールなどスポーツ用品は不足しており、ピースボートでも定期的に届けています。ツアーでは、伝統文化であるヘナタゥー、ダンスなど先住民族の暮らしと現状を体感することができました。
エンベラ族は、パナマとコロンビアの国境近く、ダリエン地方に暮らしています。人口約1万人の少数民族ですが、伝統の保護や文化継承に力を入れ、現在も古くからの暮らしや価値観を守り続けています。
パナマシティを筆頭に、経済発展が著しいパナマですが、先住民族を取り巻く環境は決して容易なものではありません。エンベラ族コミュニティコーディネーターのミリッツァ・フラコさんはダリエン地方出身ですが、2つの理由で2007年に現在暮らすコロンに移住しました。
1つ目はコロンビア国境付近の治安が悪化してしまったこと、二つ目は生活スタイルの変化により、経済的、教育的に限界を感じたからだとコメントをいただきました。
今回訪問したコミュニティーは現在約20世帯が暮らしています。村に一つある学校にはサッカーゴールが設置されていました。ボール一つでできるサッカーは人気があり、訪問した際子どもたちが一生懸命ボールを追いかけていました。
ボールなどスポーツ用品は不足しており、ピースボートでも定期的に届けています。ツアーでは、伝統文化であるヘナタゥー、ダンスなど先住民族の暮らしと現状を体感することができました。
ハワイ文化体験
ハワイ本島西部ワイアナエ地区で子どもたちの支援活動を行うマカハ農園を訪れ、玩具などの支援物資を届けました。
マカハ農園のモットーは「人を育てる」こと。丹誠込めて収穫した野菜や果物をどう分け合って循環していくかを常に考えて作業しています。大地の恵みを大切にするハワイアンの教えを学ぶことができ、農園以外に様々な活動を行っています。
ボランティアを受け入れながら、同地区に多く暮らす生活保護を受けている子どもたちへの教育支援、ドラッグ依存など青少年たちのリハビリセンターとしての役割も担っています。人、自然との繋がりを大切にした「居場所」を活かすことで、子どもたちを取り巻く問題を解決しています。
また、隣接するマカハ小学校と連携し、ボランティア活動を推進しています。精力的に活動を行った子どもたちにプレゼントを授与する制度があり、今回ピースボートから寄贈した玩具などの支援物資が活用されます。いつもの豪快な笑い声とピースボートの訪問を心から歓迎してくれたジジさんからは、温かいハワイアンの志しが伺えました。
マカハ農園のモットーは「人を育てる」こと。丹誠込めて収穫した野菜や果物をどう分け合って循環していくかを常に考えて作業しています。大地の恵みを大切にするハワイアンの教えを学ぶことができ、農園以外に様々な活動を行っています。
ボランティアを受け入れながら、同地区に多く暮らす生活保護を受けている子どもたちへの教育支援、ドラッグ依存など青少年たちのリハビリセンターとしての役割も担っています。人、自然との繋がりを大切にした「居場所」を活かすことで、子どもたちを取り巻く問題を解決しています。
また、隣接するマカハ小学校と連携し、ボランティア活動を推進しています。精力的に活動を行った子どもたちにプレゼントを授与する制度があり、今回ピースボートから寄贈した玩具などの支援物資が活用されます。いつもの豪快な笑い声とピースボートの訪問を心から歓迎してくれたジジさんからは、温かいハワイアンの志しが伺えました。
若者たちと野球交流&スポーツ交流
バルガス州にあるボリーバル小学校、U16バルガス州野球チームを訪れ、野球道具をはじめとしたスポーツ用品を届けました。
現在のベネズエラ国内の経済状況から治安の悪化、慢性的な物資不足に陥っています。特にスポーツ用品の入手がとても難しく、また政府としても支援をする優先順位が低くなってしまうのが現状です。
今回はスポーツ省コーディネートの元、100名ほど参加した野球交流のプログラムを行いました。この野球チームはスポーツを通して子どもたちの非行、暴力、犯罪率を下げることを目的の一つにしています。
支援物資は野球チームをはじめとし、サッカー、ラグビー、アルティメットなどバルガス州スポーツ局に所属する多くのスポーツ団体に寄贈されました。
現在のベネズエラ国内の経済状況から治安の悪化、慢性的な物資不足に陥っています。特にスポーツ用品の入手がとても難しく、また政府としても支援をする優先順位が低くなってしまうのが現状です。
今回はスポーツ省コーディネートの元、100名ほど参加した野球交流のプログラムを行いました。この野球チームはスポーツを通して子どもたちの非行、暴力、犯罪率を下げることを目的の一つにしています。
支援物資は野球チームをはじめとし、サッカー、ラグビー、アルティメットなどバルガス州スポーツ局に所属する多くのスポーツ団体に寄贈されました。
ご提供、ご協力いただいた皆様
国学院大学久我山高校
DeNA
ファンルーツパーク芦花公園
一般財団法人さっぽろ健康スポーツ財団
さっぽろ健康スポーツ財団
一般社団法人日本フライングディスク協会
ホシノドリームズプロジェクト
山梨学院大学スポーツ科学部
共栄大学サッカー部
日本バレーボール協会
NGO時遊人
ピースボート乗船者のみなさま
その他・個人の皆さまなど多数
DeNA
ファンルーツパーク芦花公園
一般財団法人さっぽろ健康スポーツ財団
さっぽろ健康スポーツ財団
一般社団法人日本フライングディスク協会
ホシノドリームズプロジェクト
山梨学院大学スポーツ科学部
共栄大学サッカー部
日本バレーボール協会
NGO時遊人
ピースボート乗船者のみなさま
その他・個人の皆さまなど多数