ショートクルーズにて世界6カ国の若者が洋上地球市民フォーラムに参加しました
春のショートクルーズに、世界YMCA同盟の若者たち乗船しました。彼らは恒久的な平和を実現するために、各自が出来ることを話し合い、行動を起こしました。YMCAとピースボートは、これまでそれぞれに年代、性別、国籍、宗教などを越えて平和を模索する国際交流活動を続けてきました。そして2015年より、お互いのプログラムのいっそうの充実を計る目的で、国際交流プログラムをこれまでに3度洋上で実施しています。
- 寄港地エリア: アジア
- クルーズ: ピースボートショートクルーズ2016年春
船
2016.4.15
2019.3.26
春のショートクルーズに、世界YMCA同盟の若者たち乗船しました。彼らは恒久的な平和を実現するために、各自が出来ることを話し合い、行動を起こしました。YMCAとピースボートは、これまでそれぞれに年代、性別、国籍、宗教などを越えて平和を模索する国際交流活動を続けてきました。そして2015年より、お互いのプログラムのいっそうの充実を計る目的で、国際交流プログラムをこれまでに3度洋上で実施しています。
世界6ヶ国からの参加者
今クルーズには、世界6ヶ国(中国、インド、スリランカ、フィリピン、ケニア、日本)から集った計13人が洋上プログラム「地球市民フォーラム(Global Citizenship Forum)」に参加しました。洋上では世界における貧困や紛争が抱える課題について議論し、3つの寄港地(佐世保、済州島、広島)では、東アジアにおける歴史的な背景を学びました。
船内では、毎日開かれる洋上プログラムに参加し、参加者それぞれの経験を共有しました。また、国際政治に精通する、水先案内人の高橋和夫さんや、広島の被爆者である小谷孝子さんの講座などにも参加し、知識を広めました。
船内で行われた国際交流企画では、海外から参加したメンバーが日本文化を楽しむ機会もありました。浴衣を身につけてお茶会に参加したり、初めて折り紙やけん玉、書道に挑戦して、日本の文化に触れることができました。
船内では、毎日開かれる洋上プログラムに参加し、参加者それぞれの経験を共有しました。また、国際政治に精通する、水先案内人の高橋和夫さんや、広島の被爆者である小谷孝子さんの講座などにも参加し、知識を広めました。
船内で行われた国際交流企画では、海外から参加したメンバーが日本文化を楽しむ機会もありました。浴衣を身につけてお茶会に参加したり、初めて折り紙やけん玉、書道に挑戦して、日本の文化に触れることができました。
洋上 平和への想い
広島YMCAから参加の桑原清治ケビンさん(20歳)は、船内にて、広島平和記念公園に毎年献納される10,00万羽を超える千羽鶴の再生プロジェクトを紹介しました。世界中から平和の願いを込めて折られた千羽鶴は、折り鶴の美しい色が残った再生紙の折り紙やポストカードに生まれ変り、平和への思いは永遠に受け継がれるのです。
船内では多くの参加者の協力をいただき、平和の想いを込めて広島へ届ける折り鶴を多数集めることができました。また、「広島に寄港する際は、是非多くの方に平和記念資料館を訪れてもらえれば嬉しい」と、広島で起こった惨劇を多くの方に知ってもらいたいことをアピールしました。
船内では多くの参加者の協力をいただき、平和の想いを込めて広島へ届ける折り鶴を多数集めることができました。また、「広島に寄港する際は、是非多くの方に平和記念資料館を訪れてもらえれば嬉しい」と、広島で起こった惨劇を多くの方に知ってもらいたいことをアピールしました。
歴史を忘れない
韓国の済州島では、「4・3平和公園」などを訪問し、1948年4月3日に済州島で起こった国家による島民大虐殺についてを学び、人間の残酷さを目の当たりにしました。
広島では地元広島YMCAの協力を得て、平和記念公園や平和記念資料館を訪問し、原爆の恐ろしさを学びました。参加者たちは、これらの痛ましい歴史を忘れないことが、現在と未来の世代が二度と同じ過ちを繰り返さないようにするために重要だと確信しました。
また、G7(主要7か国)外相会合が10日から開かれるのを前に、YMCA参加者たちは、「軍事費を減らし、お金を武器からひとへ」というバナーを掲げて、緊急アピールを広島港および原爆ドーム前で行いました。
※詳細はページ下のおすすめ記事をご覧下さい。
広島では地元広島YMCAの協力を得て、平和記念公園や平和記念資料館を訪問し、原爆の恐ろしさを学びました。参加者たちは、これらの痛ましい歴史を忘れないことが、現在と未来の世代が二度と同じ過ちを繰り返さないようにするために重要だと確信しました。
また、G7(主要7か国)外相会合が10日から開かれるのを前に、YMCA参加者たちは、「軍事費を減らし、お金を武器からひとへ」というバナーを掲げて、緊急アピールを広島港および原爆ドーム前で行いました。
※詳細はページ下のおすすめ記事をご覧下さい。
恒久的な平和を生み出すために
クルーズ終了の前日に実施されたYMCAメンバーによる報告会では、YMCAメンバーがクルーズを通して感じたことや学んだことを、歌や詩、ビデオ、スピーチなどを通じて発信しました。また、「ピースボートから世界のYMCAの友人たちへ宛てた手紙」と題した声明文を発表し、「私たちは互いの経験を洋上で共有することを通じて、紛争は人々の生活に多大な影響を及ぼすことに気づかされました。
地球市民として、紛争における根本原因や関係性を理解するにあたって、『なに』、そして『なぜ』という疑問を問いかけることが大事であり、『そのためには具体的にどうするのか』」という問いが、恒久的な平和を生み出すためには必要です」と訴えかけました。
※世界YMCA同盟とは 世界YMCA同盟は連盟組織です。国家を単位として加盟することを原則としていますが、1カ国から2つ以上のYMCAが加盟しているケースもあります。119の国と地域にYMCAがあり、営利を目的としない民間非営利組織(NPO)であり、政府にも依存しないで活動する非政府組織(NGO)でもあります。1855年に赤十字社を創設したスイス出身のアンリ・デュナンの呼びかけによって、フランス・パリで最初の世界YMCA大会が開かれました。その大会で世界のYMCAの共通の使命であり、運動の基盤を示した「パリ基準」が制定され、世海YMCA同盟が結成されました。
地球市民として、紛争における根本原因や関係性を理解するにあたって、『なに』、そして『なぜ』という疑問を問いかけることが大事であり、『そのためには具体的にどうするのか』」という問いが、恒久的な平和を生み出すためには必要です」と訴えかけました。
※世界YMCA同盟とは 世界YMCA同盟は連盟組織です。国家を単位として加盟することを原則としていますが、1カ国から2つ以上のYMCAが加盟しているケースもあります。119の国と地域にYMCAがあり、営利を目的としない民間非営利組織(NPO)であり、政府にも依存しないで活動する非政府組織(NGO)でもあります。1855年に赤十字社を創設したスイス出身のアンリ・デュナンの呼びかけによって、フランス・パリで最初の世界YMCA大会が開かれました。その大会で世界のYMCAの共通の使命であり、運動の基盤を示した「パリ基準」が制定され、世海YMCA同盟が結成されました。