ギリシア・ピレウス市で、自治体や平和団体とともに、平和を求める共同声明を発表しました
地中海に浮かぶキプロス島が、ギリシア側とトルコ側に分断されてから40年目にあたる今年9月7日、第84回ピースボートがギリシャのピレウス港に入港し、ピレウスの自治体や平和団体から歓迎を受けました。
- プロジェクト: インターナショナル・スチューデント
- 寄港地エリア: ヨーロッパ
- クルーズ: 第84回 地球一周の船旅
INFO
2014.9.18
2020.9.15
地中海に浮かぶキプロス島が、ギリシア側とトルコ側に分断されてから40年目にあたる今年9月7日、第84回ピースボートがギリシャのピレウス港に入港し、ピレウスの自治体や平和団体から歓迎を受けました。
※キプロス島では、ギリシア系住民が多数派を占めるキプロス共和国が大部分を占めてきましたが、トルコ系住民が暮らす北部が1974年にトルコ軍が介入して独立状態がはじまり、以降南北に分断されたままになっています。その再統合をめぐって国連を中心に議論が続けられてきましたが、解決されていません。
ピレウス市は、ピースボートのはたらきかけにより2007年10月に平和市長会議に加盟しました。その後もピースボートが寄港するたびに、広島・長崎の被爆者による証言会を現地市民団体や学校が受け入れるなど、市民と行政が一体となって、平和のための行動を起こしてきました。ピースボートとしても、キプロス島を何度も訪れ、分断の状況を学ぶとともに被爆証言会も行うなど、キプロスの問題にも関心を寄せてきました(2013年の訪問時の様子はこちら)。
第84回ピースボートでは、ピレウス(ギリシャ)からイスタンブール(トルコ)までの航路で、キプロスのギリシャ系住民とトルコ系住民の若者たち6名が乗船し、対話を行う特別プログラムに参加しました。また、ピースボートの乗船者に向けてキプロスの和平や再統合への取り組みや現状について説明しました。
今回のピレウス寄港では、ピレウス市長ジアニス・モラリス氏と、アッティカ県副知事イオルゴス・ガヴリリス氏、そして多くの市民団体がピースボートを歓迎してくれました。キプロスの民族舞踊なども披露された歓迎イベントでは、核兵器をなくすこと、ウクライナやガザで起きている紛争を停止すること、そしてキプロスの再統合と平和を求めることなどが、テーマとして掲げられました。
またその場で、ピースボートと現地の9団体による共同声明が発表され、女優でもある下院議員マニア・パパディミトリウ氏が読み上げました。この声明には、核兵器を全面撤廃すること、日本の憲法9条を支持すること、ウクライナで起きている紛争を停止すること、ガザへの攻撃を終わらせること、キプロスを再統合して平和を求めることなどが記されました。
ピレウス市は、ピースボートのはたらきかけにより2007年10月に平和市長会議に加盟しました。その後もピースボートが寄港するたびに、広島・長崎の被爆者による証言会を現地市民団体や学校が受け入れるなど、市民と行政が一体となって、平和のための行動を起こしてきました。ピースボートとしても、キプロス島を何度も訪れ、分断の状況を学ぶとともに被爆証言会も行うなど、キプロスの問題にも関心を寄せてきました(2013年の訪問時の様子はこちら)。
第84回ピースボートでは、ピレウス(ギリシャ)からイスタンブール(トルコ)までの航路で、キプロスのギリシャ系住民とトルコ系住民の若者たち6名が乗船し、対話を行う特別プログラムに参加しました。また、ピースボートの乗船者に向けてキプロスの和平や再統合への取り組みや現状について説明しました。
今回のピレウス寄港では、ピレウス市長ジアニス・モラリス氏と、アッティカ県副知事イオルゴス・ガヴリリス氏、そして多くの市民団体がピースボートを歓迎してくれました。キプロスの民族舞踊なども披露された歓迎イベントでは、核兵器をなくすこと、ウクライナやガザで起きている紛争を停止すること、そしてキプロスの再統合と平和を求めることなどが、テーマとして掲げられました。
またその場で、ピースボートと現地の9団体による共同声明が発表され、女優でもある下院議員マニア・パパディミトリウ氏が読み上げました。この声明には、核兵器を全面撤廃すること、日本の憲法9条を支持すること、ウクライナで起きている紛争を停止すること、ガザへの攻撃を終わらせること、キプロスを再統合して平和を求めることなどが記されました。