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「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」の 報告書に対して、声明を発表しました

 日本とオーストラリアの両政府が運営する有識者会合「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」が12月 15日、「核の脅威を絶つために」と題する報告書を発表しました。発表にあたりピースボートは、この報告書がめざす「核のない世界」への大きな方向性を支 持しつつも、具体的な行動は急いで実行に移されなければならないという立場を表明しました。
INFO
 日本とオーストラリアの両政府が運営する有識者会合「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」が12月 15日、「核の脅威を絶つために」と題する報告書を発表しました。発表にあたりピースボートは、この報告書がめざす「核のない世界」への大きな方向性を支 持しつつも、具体的な行動は急いで実行に移されなければならないという立場を表明しました。
 ICNNDに対しては、ピースボート・スタッフの川崎哲がギャレス・エバンズ、川口順子共同議長に対するNGOアドバイザーとして活動してきたほか、 ピースボートとして「ICNND日本NGO連絡会」の中心的な役割を担ってきました。12月15日の鳩山由紀夫、ケビン・ラッド日豪首相に対する報告書提 出セレモニーには、川崎哲が出席しました。同日には、共同議長とNGOの意見交換会とNGOによる記者会見を行いました。

 ICNND日本NGO連絡会やオーストラリアおよび世界のNGO、そして広島・長崎両市長も署名した共同声明は、「この計画では遅すぎる。前倒して実行 せよ」とうたっています。共同声明は、報告書の計画は全体として遅いものであるが、「核兵器の役割の縮小」や「核兵器禁止条約」に関する重要な勧告も含ま れているので、これらの勧告を急いで実行に移すよう求めています。

 ピースボートでは今後、核兵器廃絶に向けて日本の政府が行動を強めるよう求める活動を行っていきます。