●何と!幻のFコース登場!?●

厦門のオプショナルツアーはEコースまでだったのですが、今回は突然厦門の夜を楽しみたい人たちのために、参加者の厦門出身の宋さんが特別にバスをチャーターして下さり、約三十人ほどで厦門市内にある屋台村に行ってきました! 倉庫の建物の中には様々な食材を並べた屋台があり、参加者一同大興奮! 海鮮料理をたらふく食べて、送迎バスもついて、日本円で500円以内という驚きの安さでみんな大興奮でした。

1.廈門大学を目指す

古くから貿易港として栄えていた廈門。とにかく食がうまい!!との情報のもと、2人はさっそく廈門の中心地にある厦門大学までタクシーで移動。天気は小雨時々晴れというところか。
厦門大学は中国でも10指に入るという有名大学だ。学生総数は3万とも4万ともいわれ、日本人留学生も多いという。まずは大学を探検して友達を作ろうと門をくぐろうとすると、その門の前においしそうな飲茶屋を発見。「まずは腹ごしらえ!!」と早速お店に入り、注文する。しかし困った、何と英語は全く通じない。"one"も"two"もダメ。頼みの綱は大げさなジェスチャーと笑顔、そして世界中を共にしてきた電卓ちゃんだけ。大丈夫、言葉などなくても何とかなるモノなのだ。食べたい物を指さし、値段を電卓で確認して、おいしい飲茶にありつく。
線路にたつ
 ヌードル2種類にちまきを注文して2人で6元(110円くらいか)。これなのね、これがホントのちまきなのね。大喜びで食べていると隣りにかわいいチャイニーズ。さっそく話しかけて、現在地がどこなのかを確認する。それくらい把握しておけとお叱りを受けそうだが、何しろガイドブックなどなく、あやしい地図だけが頼りの旅なのだ。
 彼女の名前はシェリー。厦門大で経済を勉強しているという。英語がぺらぺらのかわいい女の子だ。10:00から講義があるそうで、それまでCD屋で厦門ではやりのCDを教えてもらう。結局買ったのは胡弓のクラシカルなCD。しばらくしてシェリーと分かれて厦門大を散策してから、いよいよ厦門のメインストリート、中山路へと向かった。

2.中山路

厦門は1980年からの経済特区であり、あちこちで建設中の高層ビルを見ることができる。台湾から資本が流れてくるということで、経済的も豊かなのだろう、店には様々な商品が並び、きれいに整備された道路や建物が立っている。

どでかいカブトガニちゃんが
その反面、ちょっと路地に入るといかにも「中国」というカンジの風景にぶち当たる。水揚げされたばかりのピチピチと跳ねている魚や、いか・カニ・えび等が店先に並ぶ。それを見ながら食べたい物を注文するのだ。他に、亀やへび、かえるも並んでいる。うーん、さすがは中国。おいしそうというかなんというか・・・。これはペット?それとも食用?と悩ませてくれる、素敵な路地だ。
 メインストリートにはデパートやマクドナルド、フライドチキンなど、外国資本の店が軒を連ねていた。ふらふらと歩いていると、さっそくパソコンショップを発見。レイコチーマー(チームレイコ:ホームページ作成班の名称)としてこれは行くしかないでしょうと中国版windowsを見てはしゃぐ2人。
 商品のパソコン自体はあまり置いておらず、店内は少し寂しげ。しかし、妖しげなソフトが結構、置いてある。パソコンは「計算机」、マルチメディアは「多媒体」であることが判明。何て素敵なんだ、中国語!!
 説明書も結構置いてあり、ぱらぱらと見ていると、「FOTOSHOP」と同じくらい「COREL DRAW」の本が。日本でもあまりお目にかかったことのない「COREL DRAW」なので、結構びっくり。他にも「dBASE5.0」やら、「Delphi」だの、ボーランド系強し。中国版「dBASE」には(個人的に)大ウケ。思わず欲しくなっちゃいました。

3.食の廈門

アモイの町をゴハンを求めてさようこと早3時間。町の中心の中山路からふらっと小道を入ると、屋台がずらっと立ち並んでなにやら怪しげなムード。「こ、これぞ中国!」やっと自分たちの求めていた厦門を目の前に、一気にハイテンションな二人。ずんずんその道を入ると、ぷーんとあのアジア独特の生臭ささが漂ってくる。

期待どおり、そこは一般市民の台所。ぶつ切りにされた生肉やとれたての野菜たちがでんでんと並べられている。さらに奥まで進んだところで、羽をむしられてまるごとゆでられた哀れな鶏たちの姿に、思わず二人の足も止まってしまった。と、「ボキボキボキッ。」屋台のおじさん、おもむろにかごの中の鶏の首をつかんでひねっているではないか。あまりにリアルなえぐい音に、それまでの勢いはどこへやら、とたんに二人の食欲も減退。中国四千年の歴史の底なしパワーに打ちのめされつつ、二人の冒険はまだまだ続くのだった。

4.コロンス島恐怖体験

本場焼きビーフンで腹ごしらえした後、烏龍茶を求めて一路コロンス島へ。そこにはゆるやかな丘陵にそって、18世紀調の見事な洋館が建ち並び、町全体にエキゾチックなムードが漂っている。そんな洋館を見上げながら町を散策していたところ、いきなりトンネルが現れた。少しの不安を抱きつつ好奇心に押されて歩いていくと、なんとトンネルがふたてに別れているではないか。片方の怪しいほうをのぞいてみると、そこには突如、トロッコ風のアトラクションが。二人の胸は高鳴り、これは行っとくしかないと12元払って飛び乗る。

しかし客は二人だけ、みしみしと音をたててトロッコはゆっくり進んでいく。しかしいくら進むも闇ばかり。「こ、これ大丈夫かな・・・。」二人の表情は徐々にこわばっていく。そしてやっと視界が開けたかと思うと、そこに広がっていたのはなんと厦門版ジュラシックパークの世界。恐竜たちがうなっているではないか。しかも妙にリアルな蛇なんて、ここなら本物でも決しておかしくない!しかもいきなり停電になったら私たちの運命は・・・。そんなことを考えるとさらに怖さ倍増。最後に上からぶらさがってきたゴリラの足に、二人絶叫・・・。

かくして恐怖の5分間は幕を閉じたのだった。船に帰ってそのトロッコの話を人に聞くも、誰一人として他にこの体験をしたという人は見当たらず。あんな人目を避けるようなとろにあんなアトラクションをしかけておくなんて。侮れない、コロンス島。

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