●廈門大学で学生交流 Aコース●


1.いざ厦門大学へ
 海天港からバス揺られて数十分。目指すは文豪魯迅も教鞭をとっていたという名門厦門大学。我々『学生交流コース』では、「スポーツを通じて交流を深めよう」という一応の建前を持っていたが、実際は船での運動不足を解消しようとする旅行者側の陰謀があった・・・。(少なくとも私の周りの者はそう感じていた・・・。)大学に入ってまず目に入ってきたのは、オレンジ色の屋根を持ち近代ヨーロッパ風の様相を呈したBIGな校舎。「こんな校舎で勉強してたら、そら恋にも落ちたなるわ・・・。」という心境になる・・・。恐るべし「アモイ大学」。アイの溢れる「恋愛大学」という別名はダテではなかった・・・。
(報告者 林 典史、菊田 恵理)


2.いよいよスポーツ・バトル!!!
互いの代表挨拶の後、ついに『ピース・ボートVS厦門大学』のスポーツ・バトルが開始さた。過去の戦績は圧倒的な厦門大学の勝利ということなので、出発前から我々には大きなプレッシャーがのしかかっていた・・・。そしていよいよ対決。私の種目は卓球である。(他にもバレー、バスケ、サッカーなどがあった。)交流とは名ばかりで、相手を倒しにかかったことは言うまでもない。中国3000年の歴史がどれほどのものか私が見極めてやろうと思った。が、思っただけだった・・・。私と対戦したヤング君は恐ろしく鋭いカットサーブを多用し、私を翻弄し続けた・・・。結局私は惨敗したが他のピース・ボートメンバーが勝利していただろうと予測し、この勝負引き分けとしよう・・・。(かなり強引か・・・。)

その後のサッカー対決は大接戦の末、4ー2で厦門大学の勝利となる。(ピース・ボートチームいわく、最初の2点は練習とのことだが、これまた負け惜しみっぽく聞こえるのはなぜだろう・・・。)そして最後の締めとして、綱引きが行われた。(向こうの通訳の人は『縄張り争い』とまるでヤ○ザの抗争のように訳していたが・・・。)これは1ー1となり、お互いの疲労(綱引きがこれほど体力のいるものだと思わなかった・・・。)と友好を考えて引き分けとなった。私はこれらの真剣勝負によって、交流を超えた絆が築けたのではないかと考えている。 (それにしても厦門の学生は体力があったな・・・。) 
(報告者 林 典史)


3.待ってました!中華の昼食
昼食の時に出たスープに中国らしさを感じた。醤油ベースで味は苦いようで甘いという変わった味だと思い、何が入っているのか尋ねると漢方が入っているとのことだった。それを聞いて我々日本人がおかわりしないわけにはいかない。漢方入りのスープを学食で飲めるのはうらやましかった。午後にウッチャンナンチャン炎のチャレンジャーなどをみたことがあるらしく日本の芸能人のことを実に良く知っている。中国ではビデオでそのようなものをみると言っていた。そのうち中国人が参加するのも当たり前になり、イライラ棒も本当の意味で人類の敵になるかもしれない。
(報告者 鈴木紳也)

4.自由行動
 昼食の時に同席した学生たちと、バスと船を乗り継いで観光名所であるコロンス島へ。車がなく本当にきれいなこの島の中を、いろんなことを話しながら歩き回った。その後厦門の街の食堂で夕食。たくさんの人で賑わう食堂で、地元でしか味わえないものを学生たちと一緒に食べた。そして再び大学へ。その後は繁華街へ繰り出したり、ビリヤードに行ったり、カラオケに行ったりと、みんなそれぞれいろんな交流を行っていた。厦門大学の学生との交流を通じて、彼らの優しさ、熱心さ、謙虚さを肌で感じた。彼らは僕たちを厚くもてなしてくれて、言葉と文化の違いからくる不安を取り除いてくれた。彼らに感謝の気持ちでいっぱいだ。
(報告者 広瀬哲治、西岡大輔)


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