●コロンスと茶道で交流 Dコース●

仏像がすごく大きくて、上からすごまれている感じで恐かった。でも、それ以上に恐か ったのがお坊さん。にこりともせずぬぼーっと立っていたのが印象的。それから目に 付いたのが、線香の多さと長さ、また黄色い紙である。このお寺に一歩入った途端、 独特の線香の香りがムワーッと押し寄せてきた。また「黄色い紙」というのは、あの 世で使うお金のことで、これを線香とともに燃やすという。(ちなみに「黄色い紙= お金」を燃やす習慣は沖縄でもみられる。)南普陀素餅がおいしかった。岩に素晴ら しい字を彫っているのも印象的だった。 アモイ大学の茶道部で中国流お茶会の講習があった。

アモイは中国の中でもお茶で有名 な地。一番高価なのは「一葉茶」である。これは一級のものなら360元(約6千円 )もするという。この「一葉茶」は、とうもろこしのひげと一緒に飲むことによって 、コレステロールを低くする作用があるようです。「にがうり茶」にも挑戦。にがう りから作られたお茶ではなく、ただ苦味があることからこの名がつく。たしかに、苦 味はあったが沖縄で強烈なゴーヤージュースを飲んだことがあったので、さほどのシ ョックはなかった。「にがうり茶」は漢方薬らしく咳が出るときは、「しょうが」と あわせて飲むとよい。ほかに「小紅ホウ」「ジャスミン茶」があった。一般に「ジャス ミン茶」は飲むよりも香りを楽しむ飲み物とのことです。

とても大きな石がゴロゴロしていた。人間像の衣など柔らかさがよく表現されており、 さすが職人技と言わざるを得なかった。ここの像は比較的観音像が多く、工場の隣り にはお土産品店もあり石像や茶器が売られていた。さすがに観光客用らしく値段がは る。店員の誘いを上手くかわしながら、店内をくまなく歩いた。そこには日本の一万 円札の石絵もあった。売れるのだろうか・・・とつい失礼な疑問をいだいてしまう。お 茶やお菓子のサービスもあり、ホッとしたヒトトキを過ごせた。ここでのトイレはち ゃんとドアがついていて安心でした。

海鮮料理を食べる。期待していたかきの天ぷらが食べられなかったのが残念だったが、 白いご飯もおいしく「豚の胃袋」という変わった料理も食べられたのでよかった。ビ ールやコーラもついており、みんなビールをおいしく飲んだ。結構おいしかった。ま た、スープが酢っぱかったのが印象的だ。運ばれてきたスープとその横にあった魚料 理は実は一つの料理で、スープをその魚にかけて飲むのである。そのまま飲むととて も酸っぱかったが、魚にかけて飲んでもかなり酸っぱかった。ここでもトイレに入っ たが、ここでは洗面台の前でおばちゃんが出てきた人1人1人にお手ふきを配ってい た。私は笑顔で「シェシェ」と言い受け取ったが、チップは払わなかった。払わなけ ればいけなかったのだろうか。でもおばちゃんも笑顔で答えてくれてよかった。

フェリーでコロンス島に向かう。港では、船の出発を待つ人で混んでいた。ここには新 聞も掲示されており、そこをとり囲んで5〜6人くらいが熱心に読んでいた。コロン ス島に着くのはとてもはやく、ほんの5分くらいしかかからなかった。海水は緑に濁 っていた。この船の席は早いもんがちで、あっというまに席が埋まる。1階と2階が あり、1階には椅子がない。ここでは天井から吊革がぶらさがっていた。コロンス島 を歩いていると古い建物が目立つ。昔、領事館だった建物もあるが、今では住民の家 として使われている。島自体はそんなに大きくないのだが、小道ばかりなので一人で 歩いたらきっと迷うだろう。 日光岩を登ることになり、はじめは余裕で登っていたが、頂上付近までいくと結構し んどくて足にすごい疲労を感じた。階段もかなり急で上り下りが怖かった。しかし、 頂上では疲れを一気に忘れさせるような壮大な景色がひろがり、あたりを一望できた 。そこには厦門の町並み、洋風の家々、はるか遠くには金門島も見えた。お土産品店 では、トゥオワーワーとよばれる陶器人形がおもしろかった。どう見てもクレヨンし んちゃんにしか見えない。値段は1元。この人形の面白いところは、お湯をかけると おしっこするところだ。買うのは勇気がいったが思い切って買い、逃げるように立ち 去った。

トイレにもびっくりした。ドアはなく、二人向かい合って座るのだ。何事も勇気のいる 1日でした。街中ではみんな徒歩なので、米などをいっぱい積んだ一輪車をひいた男 性をみるとひやひやした。(結構、坂道が多い)ガジュマルの木の下にいると女性が 近づいてきた。「看相」という板をもってにこやかに寄ってくる。何事かと思ったが 、これは占いのことらしい。中国語もわからないのにどうやって聞けばいいのかな、 と思い断った。


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