９月１７日 　▼桃井和馬が教えるマル秘テクニック〜旅のカメラ編〜
／桃井和馬（フォトジャーナリスト）▼
学生時代から世界各地をまわり、訪れた100ヶ国以上の姿を「写真」というメディアで発信してきた経験を踏まえ、「簡単な写真の撮り方11の方法」を実践を交えながらお話していただいた。旅の様子を撮影しようと持ち込んだ、自前のカメラ片手に集まった人々は、食い入るように聞き入った。
写真というのは、「僕らプロの人間が見ると、撮影した人がどのような状態で、例えばお腹が空いていたのか、楽しくなかったのか、記録のために撮ったのかといった全てが分かります。自分が、そして相手が出てしまう非常に怖いメディアだということを覚えておいてください。
僕は、写真のキーワードは『詩』だと思っています。松尾芭蕉の詠んだ『古池や蛙飛び込む水の音』という詩は、静かな情景を想像させますよね。
写真もこれと同じで、写っているモノは、言ってしまえば殆どどうでもいいのです。写っているモノを見せることで、その背後にあるモノを想像させる。ここがまさに詩と同じなのです。写真は『想像力のメディア』だと思ってください。良い写真とは、見たときに物語を考えさせ、想像させるモノなのです。」
(北口)
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9月17日
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