旅行業界の世界的イベントで、ピースボートが「平和大使賞」を受賞しました！

WTMは、世界中の業界団体約5万人が集まる国際旅行・観光業の見本市で、毎年ロンドンで開催されています。「平和大使賞」は、 IIPT（観光業による平和のための国際学会）の25周年を記念して創設されたもので、ピースボートは受賞した8団体のうちの一つとなりました。

授賞式では、ピースボート共同代表の山本隆（43）が参加しました。日本の団体としてはピースボートが唯一の受賞となりました。ピースボートの「平和大使賞」受賞は、30年にわたる国際交流の船旅の功績が評価されたことが理由となっています。

ピースボートは、1990年に日本の団体として戦後初めて世界一周クルーズを実施。現在までに52回を数え、また日韓共催で実施するアジアクルーズなどを含めて、延べ5万人以上の参加者とともに世界各地で草の根の交流を続けてきました。栄誉ある賞の受賞に光栄に感じつつ、今後も旅行を続けながらさらなる国際平和の追求に向けて努力しきたいと考えています。

他に同賞を受賞した団体としては、世界中の子ども達の健康づくりをめざして活動している「グローバルボランティア」や、戦争で使用された不発弾などの被害で命や生活を脅かされている人々を支援している「ピースツリーベトナム（平和の木ベトナム）」などがあります。

2013年で34年目を迎える世界的な旅行・観光業の見本市。毎年11月、英国ロンドンに約48,000人の旅行・観光ビジネスの企業、各国の関連省庁、国際メディアなどが集い、意見交換やネットワークを広げています2013年は11月4日から7日にかけて開催され、国連世界観光機関（UNTWO）の事務局長や世界旅行ツーリズム協議会（WTTC）の代表らも出席しました。スピーチの中では、「旅行や観光業には、国際平和を推進する力がある」と強調し、「世界平和産業」としての旅行・観光産業のビジョンが掲げられました。