ドキュメント43
ベンポスタ子ども共和国
 日本で支援物資を集め、寄港地の人々に直接手渡しているピースボートのプロジェクト「UPA国際協力プロジェクト」。
 今クルーズでもさまざまなところに物資を届けているが、今回のメインはベネズエラの「ベンポスタ子ども共和国」だ。これは『強い者は下に、弱い者は上に、子ども達はてっぺんに』という理念のもと、子どもたちが中心となって運営しているコミュニティだ。
 今回は自転車、布などさまざまな物資を届けるが、無事に届けるまでにはさまざまな"苦労"が…そんな「UPAチーム」の船内活動を追った。
【11/10 スペイン語deベンポスタ】
 このプロジェクトの中心人物でもある参加者・斉藤宏明さんの自主企画「スペイン語deベンポスタ」。
 このクルーズの前、日本の小学生たちからベンポスタの子どもたち宛にたくさんのメッセージを預かってきたのだ。すべて日本語のそれを、まずはスペイン語に訳さなければならない。
 通訳スタッフのダニエルとノエミ、それからスペイン語講座の生徒の方々によって、思ったよりずっとスムーズに進んだ。
【11/11 ベネズエラに届ける自転車磨き大会】   今日は届ける物資のひとつ、自転車をみんなで磨く。全部で40台ある自転車を、青空のもと一つ一つ丁寧に磨く。
 喜々として自転車を磨きつづけている彼ら、「恋人は支援物資」というキャッチフレーズを掲げているとかいないとか…?
【11/13 】
 今日の活動は、ベンポスタに届けるスペイン語の小説や辞書など、あわせて約1万5百冊の本をジャンル別に分けていく作業だ。物資倉庫で黙々と仕分けをする彼ら。ベネズエラが近づくにつれてますます気合いが入っているようだ。
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