国名
 モロッコ王国 Kingdom of Morocco

ことば
 アラビア語。英語よりはフランス語のほうが通じる。
・歴史
 先住の民は、ベルベル人と呼ばれる人々。7世紀になってアラブ人が北アフリカを支配したことによって、イスラム教が広まった。15世紀末からヨーロッパ諸国による北アフリカの植民化がはじまり、独立を保っていたモロッコも19世紀にはイギリス、フランス、スペインと不平等条約を結び、のちにフランスの保護領となった。
 1956年にモロッコ王国として独立。1975年には、モロッコの南にある旧スペイン領西サハラの領有を主張して侵攻、現在も支配下においており、独立を求める人々との間に紛争が続いている。ヨーロッパへの接近傾向も強く、1984年にアフリカ統一機構を脱退し、ECへの加盟希望を表明した。

ラバトとアルジャディーダ
アフリカ大陸一の港町カサブランカ。このコースでは、その近郊の街、モロッコの首都ラバトとアルジェディーダを訪問。1日目のラバトでは、王宮やムハンマド5世廟どの美しい建築と、歴史を感じさせるシェラ遺跡を見学した。2日目は現地の人も休暇を過ごしに訪れるというアルジェディーダへ。ポルトガル文化の影響を受けた古い街並みをのんびりと散策した。

フェズで世界最大の迷路探検
「世界一複雑な迷路の町」、フェズの旧市街。その中には壮麗なモスクや神学校、美しいパティオを持つ民家、公衆浴場、スークと呼ばれる市場がひしめいている。フェズやムーレイ・イスマイル廟のあるメルクス、古代ローマ遺跡のあるヴォルビリスなど世界遺産に指定された旧都や、ムーレイ・イドリスなどの聖地もめぐる、贅沢なコースだった。

大道芸人が集まる街マラケシュ
モロッコのほぼ中央に位置する城壁都市マラケシュ。モロッコではフェズに次いで2番目に古い街だ。
このコースでは、マラケシュの街並みをめぐり、大道芸人や屋台で賑わうジャマ・エル・フナ広場に歓声をあげ、深夜の騎馬ショーを見学。モロッコで一番にぎやかでエキサイティングな夜を過ごした。翌日は先住民族ベルベル人の村におじゃまして、モロッコの人の温かさにも触れる事ができた。

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