国名
 イスラエル国 State of Israel/パレスチナ Palestine
*イスラエル・パレスチナ間の領土交渉がいまだ決着せず。

ことば
 イスラエルではヘブライ語、パレスチナではアラビア語。
・歴史
 紀元前にイスラエル王国が栄える。のちにローマなどに征服されたあと、紀元600年ごろからイスラム化。第一次世界大戦後、イギリスの委任統治領となった。第二次世界大戦後、ユダヤ人が「約束の土地」を主張してイスラエル建国を宣言。それまでそこに暮らしていた多くのパレスチナ人が難民となって土地を追われた。以後、イスラエルと、PLO(パレスチナ解放機構)に代表されるパレスチナ人とイスラエルとの間に長い対立が続いている。
近年、一部でパレスチナ人による自治が開始されるなど、和平へ向けての前進も見られたが、「首都」エルサレムの帰属などをめぐって交渉は難航。2000年10月には、イスラエルの右派政党リクードのシャロン党首が、エルサレムのイスラム教聖地を訪問したことをきっかけに、イスラエル治安部隊とパレスチナ住民との衝突が発生した。今年2月の選挙でシャロンが首相に就任したこともあり、和平のゆくえが懸念されている。

エルサレムの光と影
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地とされ、長い間続く紛争の舞台となってきたエルサレム。その旧市街を散策し、パレスチナの人々が暮らす村を訪問。世界で一番低い場所にあるという塩水湖「死海」での遊泳も楽しんだ。タイトルのとおり、長い歴史を持つ美しい街エルサレムの「光と影」を垣間見た1日だった。

パレスチナ難民キャンプ訪問
クルーズ参加者の中から有志が集まって、ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人難民キャンプを訪問した。今なお続くイスラエル・パレスチナ問題を、肌で感じる時間となった。

東西エルサレムを行く
イスラム教・ユダヤ教・キリスト教の三大宗教の聖地エルサレム。城壁に囲まれたこの美しい街では、激しい民族紛争が今も続いている。このコースでは、東エルサレム(パレスチナ人社会)と西エルサレム(ユダヤ人社会)をともに訪問し、そこに暮らす人々と交流した。

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