6月11日  ▼赤道祭
6月11日午後12時59分21秒、オリビア号は赤道を通過した。赤道通過を記念して、赤道祭が行われた。第1部では、優勝商品として提供された、ピースボートが今年8月に行う「南北コリアクルーズ」のチケットを獲得するため、星座ごとに分かれた12チーム対抗で、○×クイズ、そうめんの早食い、筋肉番付などが行われた。日が暮れてからの第2部は盆踊りから始まって、UPA援助チームの主催する「赤道ジャンボ宝くじ」の当選者発表など。特製の屋台も設けられてまさに「お祭り」。明け方まで盛り上がった。
地球大学UNIT2-2 ワークショップ「世界貿易ゲーム〜みんなで遊ぼう〜」
/イジー(ISコーディネーター)
地球大学UNIT2第2回目は、ISコーディネーターのイジーの呼びかけによる「世界貿易ゲーム」。
これは、参加者が世界各国の名前をつけたチームに分かれ、それぞれの資産を増やしていくというゲーム。ある特定の形に切った紙を世界銀行に持っていくと、それがその国の財産となる。しかし。その特定の形に切るために様々な技術(=道具)や原料(=紙)が必要である。
国によって持っている技術(はさみ、定規など)や原料(紙)が異なるため、簡単には資産を増やせないのがこのゲームの難しいところである。アメリカや日本などの先進国は、はさみや定規などの技術はあるのだが原料の紙がない。インドやエチオピアなど途上国では原料の紙だけで、技術がない。
しかし、途上国が道具(はさみ)を借りるための取引材料とする原料(紙)は、ほかにも余らせている国があるため、結局先進国はその紙を安く買い取り、着々と資産を増やしていくことになる。
自分自身が参加して、資産の増減を体験することで、経済のグローバリゼーションによる不公平さを実感できたゲームだった。
(斉藤隆行)
−船内タイムテーブル−
6月11日
−おまけ−
今日の海と空(6/11)
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