地球大学
エクスポージャープログラム〜ナボタス・スタディーツアー〜
 2004年1月1日〜2日にかけて、私たちはフィリピンのナボタスという村を訪れた。
 ナボタスは、フィリピンの漁業の中心地であり、東南アジア最大の漁港でもある。ここに住む人たちの収入源ももちろん、漁業だ。
 このナボタスで、日本のODA(政府開発援助)が支援している「洪水制御プロジェクト」が問題になっているという。私たちはその実態を見ようということでここを訪れた。宿泊先は現地の方の家でホームステイとのこと。どんな家なのかわからない不安と、どんな人たちに会えるのかという期待でいっぱい──。

 1日目。マニラ港よりナボタス地区へ移動後、この地区への支援をおこなっているしているNGO団体VUR(Volunteers for Urban Renewal)の方とナボタスの人々によるウェルカムセレモニーに出席した。

 日本のODAによって造られた、東南アジア最大の漁港を見学。夜20時だというのにすごく活気がある。大きな船からは、様々な種類の魚が水揚げされていた。

 漁業では大人に交じって多数の子供たちが働いており、1日12時間働いて大人は約3〜4ドル、子供は約1ドルの賃金だという。フィリピンの人々が1日に必要な最低限のお金は10ドル、というからかなり少ない。

 本日のステイ先へ。どの家庭でもこころを込めて私たちをもてなしてくれた。

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