10月22日  ▼リビアに生きる女性たち
リビアの革命評議会の女性メンバーと共に、「リビアに生きる女性たち」の現状を徹底検証するコース。
メンバーのひとり、マレーナさんの案内で最初に訪れたのは、1989年に設立された看護婦養成センター。
これまでに4500人が卒業したこのセンターでは、看護婦を志す女性たちが、16歳から「週の6日はトレーニング」という日々を送っています。、3日は語学などいくつかの科目を勉強、そして残りの3日は実地訓練を行うのだとか。
リビアでは、看護婦は女性の仕事として大変重視されており、真剣に学ぶ生徒たち様子が印象的でした。
続いて訪問したのは、トリポリ市内のフィットネスクラブ。宗教上の理由で女性が肌を出すことが難しい中にあって、ここは週3日間男性の出入りの一切を禁止することで、女性たちの利用を可能にしています(ピースボートからの男性参加者3名も、もちろん足を踏み入れることは許されませんでした)。
ダイエット前・後の写真を撮って成果を確認する様子には、ちょっと日本に通ずるものを感じてしまったり。
伝統的にその地位を低いものとして見られがちなイスラム圏にあって、リビアの女性たちは、国の最高指導者カダフィー大佐の「緑の書」にも記されるように、その地位を尊重されるとともに、社会進出の機会も多くあるよう。日本の女性に負けないほどパワフルで、明るく、気さくな人が多いように感じました。
神秘の世界遺産ガダーミスとサハラ砂漠
ローマ時代からトリポリとアフリカ内陸部を結ぶ交易ルートの中継地点として活気をみせた、サハラ砂漠のオアシスの街ガダーミスを訪れた。
密集した白亜の家々の間には、アーケード状に張り巡らされた薄暗い通路があり、街全体がまるで迷路。
屋内に施された華麗な装飾や伝統工芸など、この地方には独特の文化があったが、近年のオアシスの枯渇によって、人々が新市街へ移動、それによって文化の継承が難しくなっているという。
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