15世紀にコロンブスがヨーロッパ人としてはじめて到来、16世紀はじめからスペインの支配下に。19世紀から独立の動きが高まるが、米西戦争によりスペインがアメリカにキューバを売却、「独立」は達成されたものの、事実上アメリカの保護領となった。1659年に、フィデル・カストロ、チェ・ゲバラらを中心とするゲリラグループが革命を成功させ、バティスタ親米政権が崩壊。新政権は外国資本を接収し、アメリカの影響を排して社会主義化を進めた。これに激しく反発したアメリカが、キューバに対する厳しい経済制裁を実施。1991年のソ連崩壊後は、経済的な支援を失い、深刻な経済不況に陥った。アメリカによる経済制裁は、一部緩和の動きも見られるものの、現在も継続中。
|