国名
 キューバ共和国 Republic of Cuba

ことば
 スペイン語
・歴史
 15世紀にコロンブスがヨーロッパ人としてはじめて到来、16世紀はじめからスペインの支配下に。19世紀から独立の動きが高まるが、米西戦争によりスペインがアメリカにキューバを売却、「独立」は達成されたものの、事実上アメリカの保護領となった。1659年に、フィデル・カストロ、チェ・ゲバラらを中心とするゲリラグループが革命を成功させ、バティスタ親米政権が崩壊。新政権は外国資本を接収し、アメリカの影響を排して社会主義化を進めた。これに激しく反発したアメリカが、キューバに対する厳しい経済制裁を実施。1991年のソ連崩壊後は、経済的な支援を失い、深刻な経済不況に陥った。アメリカによる経済制裁は、一部緩和の動きも見られるものの、現在も継続中。

サルサフェスティバル
キューバの夜はサルサで更ける。キューバのNGO、ICAP(キューバ国際友好協会)の協力で開催されたサルサフェスティバル。ピースボート参加者はもちろん、地元の人たちも参加するサルサダンス大会だ。ピースボートから、盆踊りやYOSAKOIソーランを披露した後は、キューバで人気のある2つのバンド演奏。本場のキューバ人とサルサを踊れるまたとない機会とあって、大盛り上がりの一夜となった。

サルサ1日留学
キューバといえば、サルサ。そのサルサを丸1日満喫しちゃおう、というこのコース。「ウノ・ドス・トレス(スペイン語で1・2・3)」のリズムに乗って、1人で踊るマンボやチャチャチャ。ペアになって踊るサルサの基本ステップを学ぶ。そして夜は大イベント、サルサフェスティバルでお披露目。サルサの魅力を体感する、大満足のコースだった。

チェルノブイリの子どもたち
チェルノブイリの原発事故から10年以上が経つ。そのチェルノブイリから遠く離れたキューバで、被曝した子供たちが療養している「タララ」という施設を訪問。被爆した子供たちの明るさと、キューバの人たちの温かさに触れたツアーだった。

キューバの魅力まるごと体験
モロ要塞から真っ青なカリブ海を眺め、スペイン時代のコロニアル様式の建物が立ち並ぶ旧市街を散策。その後、革命博物館にてキューバ革命の背景を検証した。作家ヘミングウェイが愛したレストランやホテルなども訪れた。

バラデロビーチとオールドハバナ
世界遺産に指定されているオールドハバナや聖フランシスコ広場、大聖堂広場やモロ要塞などをめぐるコース。古い街並みは、どこもスペイン支配時代の雰囲気を色濃く残している。
そしてこのコースのハイライト、バラデロビーチへ。キューバが誇る究極のリゾートビーチには、まぶしく輝く白い砂浜が25キロにわたって続く。その先に広がる、エメラルドグリーンに光るカリブ海の美しさに酔いしれた。
(近藤藤緒)

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