6月20日  ▼トム・ハイランド徹底解剖〜東ティモールだけじゃない〜
/トム・ハイランド(東ティモール・アイルランド団結キャンペーン)
これまで東ティモール問題やNGO活動について講座を開いてきたトム・ハイランドさん。本日はスタイルを変え、「トム・ハイランド徹底解剖」と題して参加者からトムさんにいろいろな質問をしてもらった。会場からは「NGO活動をしていて生活費はどこから得ているのか」「アイルランドはどういう国?」「アイルランドと東ティモールにどれくらいの割合で滞在していますか」など、様々な質問が飛び出した。
「私は1952年、ダブリンで生まれました。親は以前、地方で農業を営んでいましたが、その当時多くの人がそうだったように、仕事を探して大都市に出てきたのです。私の家は貧しかったので、私は働く事が認められる、14歳になるとすぐに学校をやめ、肉の配達の仕事を始めました。しかしある日、羊たちが残酷に殺される現場を見てショックを受け、転職しました。それから東ティモール問題に目覚めるまで18年間バスドライバーをしました。
現在私は東ティモール運動の他に身体障害者の一日看護、刑務所から出てきたエイズ患者のケア、動物保護の活動をする3つの団体にも関わっています。ピースボートを降りたらアイルランドに帰りますが、収入はないので週80ドルの失業保険を受ける事になると思います。東ティモールの運動で有名になったので私に一緒に仕事をして欲しいという申し入れはたくさんありますが、私は贅沢をしたいとは思いません。食べ物と寝る場所、そして健康があれば、人生の他のことはすべてボーナスのようなものだと思っています。」
(北村美希子)
顔面お絵かき大会
早朝、寝ている人の顔にお絵かきをしようというこの企画。モデルは、ピースボートスタッフの志村洋一。
気持ちよさそうに寝ている彼の眉毛はいつのまにかつながり、ほっぺたにはお花 が。そしてなぜか、その口元には幸せそうな笑みが…。
(高橋文)
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