7月20日
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真実の13DAYS〜キューバ危機・史上最悪の13日間〜
高橋真樹(ピースボートスタッフ)
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ピースボートスタッフ高橋真樹が語る「激動の20世紀」シリーズ第三弾。今回のテーマは、名前だけはよく聞く「キューバ危機」について。
1962年、ソ連がキューバにミサイル基地を建設中だという情報を得たアメリカは、キューバの海上を封鎖、基地撤去を要求した。しかし、ソ連がこれを拒否したため、米ソ全面衝突の危機が高まったのだ。ソ連がミサイル撤去に同意するまでの13日間、世界は「核の危機」に追いやられた。
米ソ双方がメンツをかけて相手の核に対抗していた時代。誰も戦争を望んでいないのに事態だけがひとり歩きし、双方とも戦闘警戒態勢をとり、戦争直前の状態にまでなった。実際に戦争になれば、カリブ海だけでなくヨーロッパ・日本などを環太平洋地域までを巻き込み、第三次世界大戦にまで発展する可能性があるとさえ囁かれた、恐ろしい出来事だった。
「この話は、決して昔話ではありません。1999年にもインドとパキスタンで立て続けに核実験がおこなわれました。核による抑止論は現在でも続いているのです。誰も戦争を望んでいないはずなのに、現実には未だに核を持ち続けている国がある。これは問題ではないでしょうか。
本当にキューバ危機は終わったのでしょうか?何が本当の『平和』なのかを考えてみて欲しいと思います。」
(斉藤隆行)
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キッチンツアー
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普段、乗船者は入ることが出来ない船上キッチン。そのキッチンを見学する「キッチンツアー」が催された。オリビア号のキッチンでは毎日、約600人の参加者と約200人のクルーの食事を96日間休むことなく作っている。
船のキッチンが、他のキッチンと異なる一番大きな点は、火災防止のため火が使えないという点だ。そのため、例えば焼き魚は電磁調理器で焼いた後、バーナーで焦げ目を付けるといった工夫をしているそうだ。他にも、船の上という限られた設備・食材の中で多くの工夫のもと毎日の食事は作られている。参加者からは「船の上で普通の食事が出来ることのありがたさを実感した」といった感想が聞かれた。
(鈴木亜紀子)
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7月20日
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