7月17日
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チェルノブイリの子どもたち〜事故から15年〜
/高橋真樹(ピースボートスタッフ)
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チェルノブイリ原発事故から15年。現在もその後遺症に苦しんでいる子どもたちがいる。私たちがとるべき行動は?未来のために何かできることはないのか?ジャーナリストの広河隆一さんが10年かけて取材した記録VTR『チェルノブイリの真実』の紹介とともにピースボートスタッフの高橋真樹が語った。
「1986年4月26日、チェルノブイリの原子力発電所で爆発事故がありました。その事故では広島の原爆の500倍の放射能が発生し、周囲の住民が被曝しました。数年前、私はキューバで、チェルノブイリの子ども達が療養している施設を訪れました。そこでは、自分より若い子どもたちが放射能に侵され、苦しんでいました。彼らが苦しみながらも自分の夢を語ってくれるのを聞いて、大げさに言えば私の人生が変わったのです。この状況を知って、自分が傍観者でいていいのだろうか、何か出来ることはないだろうかと考えました。
チェルノブイリ原発事故は決して人ごとではなく、日本でも起こりうることです。それを教訓とし、二度とこういうことが起こらないように真実を知って伝えていくことが、これからの私たちに必要な事ではないでしょうか?」
(高橋留美)
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戦争を語り継ぐ〜平和な世の中をつくるために〜
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第二次世界大戦終結から56年。実際に戦争の記憶を持つ人はどんどん少なくなり、忘れ去られつつある。今回は、ピースボートスタッフ中原大弐を聞き手に、ラバウルで兵士として終戦を迎えたという参加者の安平敏郎さん(83)に当時を語っていただいた。
「終戦の翌日、兵士全員が集められ、戦争が終わったことを通達されました。その時の気持ちは…人によって違ったと思いますが、私は国が負けたことは何も関係ない、やっと日本に帰れると思っていました。入隊したころは喜び勇んで戦地に向かいましたが、実際に戦って、戦争の酷さを思い知っていたんです。
何千年も続いてきた人間の権力欲・闘争欲は、なくなるものではないでしょう。しかし、だjからといって何もしないのではなく、いつか平和な世の中になるように、戦争で起きた事実を伝えていかなくてはならないのです。」
(森由香)
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