プンタアレナス[チリ]
こんな国
・国名
 チリ共和国 Republic of Chile
・ことば
 スペイン語
・歴史
 16世紀まで、北中部はインカ帝国の支配下にあった。1540年ごろからスペイン人の侵略がはじまり、1557年、サンチアゴに総督府が置かれた。19世紀ごろからクリオージョ(南米生まれのスペイン人)たちを中心に独立への機運が高まり、1810年に自治政府が樹立。スペイン軍との戦いをへて、1818年、正式に独立宣言が出される。1879年からはボリビア、ペルーとの間に「太平洋戦争」が勃発、これに勝利して新しく領土を広げた。
 1930年代から保守勢力と左翼勢力の対立が続き、70年、アジェンデ政権が成立。世界初の民選社会主義政権だったが、これに反発したピノチェト将軍率いる軍部が1973年にクーデターを強行。1989年の大統領選挙までの長い軍政下、政府によって処刑されたり、行方不明となった人は数多い。1998年、スペインの要請によりイギリスで逮捕されたピノチェトは、翌年「健康上の理由」でチリへ帰国。その処遇をめぐっては、今も論議が続いている。

南米最南端の町・ウシュアイア
南極からわずか1000qに位置する『世界最南端の町』ウシュアイア。人口4500人の小さな町の背後にそびえる山々、国立公園内の紅葉、そして海ではアザラシの姿など南極の風を感じる雄大な自然を満喫。小さなセスナ機での往復にハラハラしたけれど、「ここまで来たからには!」そんな想いを満たしてくれた2日間でした。

大自然のパイネ国立公園
広大なパイネ国立公園に足を踏み入れ、パイネの山々や氷河、湖や滝など、美しい大自然に出会うコース。何がスゴイって、宿泊したロッジから見えた真っ赤な朝焼け、氷河の美しさ、そして吹き抜ける風の強さといったら…。「寒い」を通り越して「痛い」の領域。最果ての大地パタゴニアで、美しくも厳しい大自然を体験してきました。

パイネ・デ・山登り
「今日のパイネの天気は、たぶん悪いでしょう」とは、ガイドさんの最初の挨拶。悪いご冗談をと、笑った参加者達でしたが…。
パイネの山々は、標高はそれほどでもないが、とても険しく、時には風速100mを超えるという強風、さらには変化しやすい天候など厳しい条件が重なる。優雅な景色からは想像できない「地球のありのままの姿」を体験することになりました。

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