3月29・30日
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大自然のパイネ国立公園
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広大なパイネ国立公園に足を踏み入れ、パイネの山々や氷河、湖や滝など、美しい大自然に出会うコース。何がスゴイって、宿泊したロッジから見えた真っ赤な朝焼け、氷河の美しさ、そして吹き抜ける風の強さといったら…。「寒い」を通り越して「痛い」の領域。最果ての大地パタゴニアで、美しくも厳しい大自然を体験してきました。
強風が吹きすさぶ大平原をバスで走り抜けて3時間、たどりついたのがパイネ国立公園。地殻変動で2つのプレートがぶつかり合って出来た山、パイネ。地殻から吹き出したマグマが固まって出来た地質のため、ごつごつとした岩肌をしており、山頂は万年雪に覆われている。
先住民族の言葉で「青」を意味するこの山は、その名のとおり、覆い被さった雪が太陽の光を反射して、青く輝いていました。
とにかくここは風が強い!バスを降り、歩いて滝を見学するポイントでガイドさんから、「二人一組で行動してくださいね。1人だと、吹き飛ばされるかもしれないから」という注意が。じっさい、滝にたどりつくまでの道のりは前に進めないほどの強風。「痛い」ほどの風を感じながらも、辿り着いた滝は、こんなに綺麗。
そして今度はグレイ氷河へ。こちらも強風の中を果敢にもその身一つで歩いていく参加者達。
あまりの風の強さに「今なら人間凧が飛ばせそうだよね…」なんて言ってる参加者も。じっさいに、一瞬、空を舞ってしまった参加者もいたとかいないとか(笑)
ついに氷河到着!お疲れさま!湖の水は石灰を含んでいるため白っぽく、エメラルドグリーンの様な色をしており、湖、氷、山、そして空の見事な青のコントラストに参加者は寒さも忘れ感嘆の声をあげていました。
岸に流れ着いた氷河のかけらに「何万年前に出来た氷だろう?」と、思わずかじりついちゃう参加者も。ただし、今は温暖化が進んでおり、氷河はどんどん溶けだしていっているとの事。ここから見える氷河も数年前はもっと大きかったとか。この美しい氷河がいつまでも消えないでいてくれるといいのだけれど…。
パイネ山のロッジで一泊して、早起きした参加者は、ロッジから見える朝焼けを楽しみました。
燃えるように赤くなった空の下。パイネの山々が次第に明るくなっていく姿は圧巻(写真で、この感動が伝わるのかなあ?)。厳しい環境の中だからこその、凛とした美しい大自然の風景を胸に、参加者一同はパイネの地を後にしたのでした。
(竹端)
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