3月11日 ▼古今亭菊千代大解剖/古今亭菊千代(落語家)▼
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ケープタウンからご乗船いただいた落語家・古今亭菊千代さんによる初講座。古典落語に加え、創作落語、手話落語、南京玉簾、着物の着付けと幅広い芸(?)をお持ちの菊千代さんは女性初の「真打」として活躍されている。そんな彼女が落語家になる決意をされた経緯、今日にいたるまでのご苦労や楽屋オチ、手話のレクチャー、そして期待に応えて2席設けられた落語では『さすが!』と会場をうならせると同時に、満足げな笑い声が絶えることのない講座となった。 |
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「大学卒業後に就職、そして悩んだ末『本当にやりたい事をやろう』と決心して師匠に弟子入りした当時、女性で修行していたのはたったの1人。現在でも日本中の落語家約500名のうち、女性はわずか13名なんです。弟子入りをお願いした時から『ここは男の世界、入ったところでいじめられるよ』と忠告を受けてはいましたが、それが現実として理解できたのは『前座』として修行を初めてから。 |
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実際にあっちゃこっちゃから手が出てきて触ってくるわけです。今は、17、8歳の男の前座さんが私の世話をしてくれてますから、そのお返しとばかりに『お尻でも触ってやろうかな』なんて(笑)。なかなか女性が育たない世界なんです。
昨年8月にピースボートの船旅で朝鮮民主主義人民共和国に行く機会がありました。当初は『落語』をやるつもりだったのですが、やはり通訳を介してしまうと雰囲気がなかなか伝わらないということで、『南京玉簾』を引っさげて。それまで日本の古典芸能を披露すること自体困難だったわけですし、百聞は一見にしかずということでとても良い経験になりましたね。今の目標は、次回のピースボートで南北朝鮮で『通訳を介さずに落語をすること』です。」
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▼ルイボスティーを飲もう▼
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「奇跡のお茶ルイボスティーを飲もう!」の呼びかけに集まったのは約20名。企画者も驚く参加人数の多さの裏には、「体重が気になるあなたへ」との副題があったから、とは参加者の1人。『ルイボスティー』とは、南アフリカ原産で健康や美容に効果があり、「いつまでも若さが保てる」というふれ込みで一時期日本でも流行ったお茶。 |
「日本から仕込んできました」と誇らしげに語る企画者は、出航前から南アフリカへ寄港をするということで、念入りにその成分、効果、飲用方法を下調べしてきたというからスゴイ。参加者には、実際に南アで購入したルイボスティー、そして3頁にもわたる資料が配布され、気が利いているのかいないのかお茶菓子までが振る舞われた。「これじゃあ、せっかくのお茶を飲んだって効果あるはずないよね〜」って大丈夫、配られた資料をしっかり読んでも『やせる』の一言はどこにも書いてなかたから(笑)。
確認できたのはルイボスティーの効果ではなく、体重を気にしている人の数でした、というのがこの自主企画のオチのようです。
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3月11日 |
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