3月12日
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地球大学生が見た南アフリカ〜南アOP「Kコース」発表会〜
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南アフリカでのオプショナルツアー『「虹の国」南アをつくる人たち』に参加した地球大学生による報告会。「この地球大学生の顔ぶれこそ虹色」と司会が挨拶したように、20代から60代までの幅広い年齢層それぞれが感じた『南ア』の報告が行われた。
スライドを交えながら発表されたのは、かつてマンデラ前大統領が投獄されていた『ポール・スモール刑務所』への訪問に始まり、旧黒人居住区での家庭訪問、金鉱採掘体験、近隣の国々からの難民との対談の様子など、5日間の充実したプログラム。「アパルトヘイトが終わったといっても、何ら大きな変化はない」、「黒人居住区は危険といわれているけど、そこに暮らす人々はいい人たちだった」、「子供たちの目の輝きが印象的だった」といった感想を述べる発表者たち。
「船内でのレクチャーに始まり、まず考え、知識を得る、感じる、そして消化したところで行動するという一連の流れがすばらしい。今後の地球大学プログラムにも期待しています。また、行動するといった点については、私たちに出された宿題だと思っています。」とは生徒さんの1人より。地球大学生の熱心な活動ぶりが伝わるすばらしい報告会でした。
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ブラジルのいろは/永武ひかる(写真家)
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「単純にカメラに興味があったから」とブラジル銀行を退職して、通信社で働きながら写真を勉強された永武ひかるさん。1年間カメラ片手に南米を廻ったことも。ブラジルのアマゾンで出会った先住民族の「シャーマニズム」に興味を持ち、現在はアマゾンに暮らす先住民族を支援するNGOにも携わっている。
ヨーロッパ、アフリカ、そして先住民族の多様な民族と文化が混ざり合う国ブラジルを永武さん自身が撮影された素敵な写真と民族音楽を通して語っていただいた。
ブラジルは差別のない国だ、と聞いていましたが、『社会階級による差別』という形で現実には差別が存在しています。リオデジャネイロにはたくさんのスラムがあり、その貧困層を占めるのは黒人。ひいてはそれが人種差別にもつながっています。国旗に描かれている『進歩と秩序』という国是にはほど遠い、というのが国内の状況ですね。
それでも私がブラジルを愛し、そして懐かしく思う、その理由は、この国が『明日は明日の風が吹く』とお気楽で、明るく、エネルギーに満ちているところにあるのかもしれませんね。みなさんにもこの旅で、ブラジルの魅力に触れながら、いろいろな問題にも目を広げて欲しいと思っています。」
(真家)
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