11月28日 ユネスコ中間報告会
「戦争の20世紀から平和と非暴力の21世紀へ」をテーマに、各寄港地でダ ンスパフォーマンスをおこなう「チーム・ユネスコ」。その今クルーズでの 活動を、スライドなども交えながらメンバーが報告した。
「チーム・ユネスコは、『平和活動に加わる機会を得る場』だと思いま す。電車で席を譲るのと同じで、最初は抵抗があるかもしれないけど、1度 やってみれば、2度目からは簡単にやれるはず。ぜひ気軽に参加してくださ い」とは、全体のまとめ役であるヒルさんの言葉。
寄港地のスライド上映では、「エリトリアの人たちの『戦争』のダンスを 見る目に、自分の戦争に対する認識の甘さを感じさせられた」「『平和ボ ケ』していると言われる私たちが、パレスチナの人たちの前で踊ってもいい のだろうか、という迷いがあった」など、メンバーがこれまでの活動の中で 感じたことを話し合った。
キューバ革命史キャラクター大集合
キューバ寄港を前に、その歴史を知ろうという企画。アメリカの平和教育NGOメンバーとして活躍中のマリリン・マッケナさんによる脚本をもとに、スペインによる植民地化、アメリカとの関係、そしてキューバ革命などの流れを、9人のメンバーが演劇仕立てで披露した。劇中には、コロンブス、ホセ・マルティ、チェ・ゲバラやカストロなど、キューバ史に名を残す23名が登場。時には笑いの混じる、ひじょうにわかりやすい「キューバ史解説」となった。
「ハバナへ行かれるというピースボートのみなさんに、こうして招いていただいて光栄に思っています。当初わたしは、2人のキューバ人といっしょに乗船する予定でした。しかし彼らは(乗船地である)スペインのビザを取得 することができず、ここに来ることができなかったのです。彼らがここにいて、彼ら自身のことについて話せたらもっと良かったと思います。
 さて、今日ここには、キューバの過去と現在に影響を与えた重要な人物たちが集まっています。残念なことに、一人一人と語り合える時間はひじょうに限られていますが、キューバの500年に及ぶ歴史の概要を必ず伝えてくれると思います。」
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