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▼戦争の暴力と哲学/ジェレミー・フィニー(ピースボート国際奨学生)▼ |
IS(ピースボート国際奨学生)のジェレミー・フィニーさんによる企画。「戦争」というものをどう理解するか、ということについて、現在あるいくつかの説を紹介し、それぞれについて講義、討論した。 |
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「現在の社会では戦争に関して、正当な戦争理論(正戦論)というものを対外的に用いていますが、現実にまかり通っているのは現実主義そのものです。つまり戦争においてはモラルや倫理は全く通用しないという現実です。」
そのほか、“戦争は常に間違っている”というような平和主義の立場にも言及し、その問題点にも踏み込んだ。 |
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▼シャンプーと甘栗〜バリアフリーを考える〜▼ |
1962年から36年間、日本点字図書館の職員として、目の見えない人たちの生活用具の開発普及をしてきた花島弘さん(63)が、身近なシャンプーや甘栗といったものを通してバリアフリーについて語った。 |
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「目の見えない人たちにとって、容器の識別というのは難しいものです。どちらがシャンプーでどちらがリンスかなあ…という時があります。ここに持ってきたシャンプーとリンスですが、触ってギザギザのある方がシャンプー、無いのがリンスです。そして、これは目の見えない人のために開発されたものですが、目の見える人たちにとっても、頭を洗っている時は目をつむっていて、どちらがシャンプーかリンスか分らない時がありますので、目の見える方にとっても便利なものです。このように、障害者のために特別に作るのではなく、障害者も他の人々も共に使える商品、これがユニバーサルデザインというものです。」 |
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▼詩吟・富士山▼ |
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キジー・ラウンジで、石橋丈山の詩「富士山」をうたう会。百人一首を詠むようにゆったりと詩を詠む。参加者7人全員で情感がこもるまで何度も歌っていた。 |
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