11月7日  ▼船長が語る海のロマン〜七つの海を越えて〜
我らがオリビア号船長であるセルゲイ・ステファノフさんによる講座。話は、ステファノフ船長の故郷であるロシアのオデッサの紹介から始まった。パネラーや参加者から次々と質問が上がり、船長が丁寧に応じてくれる。
“航海中に船長として最も気を付けていることは?”という問いに対して、「乗客の安全性と、時間。特に寄港地は乗船客最大の楽しみであるため、入港・出港時間には気を遣う。日本人は特に厳しいが、乗船客よりも船員の方が気を遣っている。海の天気は予測が難しく、神のみぞ知る。その反面、予測が当たったときの喜びは大きい。」と、微笑む。また“日本人乗船客の印象は?”という問に対して、「几帳面、スケジュール好き。また様々なことに興味を持っていると思う。」さらに「文化・言語は異なるけれど、コミュニケーションしてお互いのことを学びましょう。」と、締めくくった。
地球小学校「アフリカという国はない」/鈴木郁乃(ピースボートスタッフ)
地球小学校3時間目、アフリカ編の先生は、ピースボートスタッフの鈴木郁乃。
「アフリカという国はない」と題された今回の授業は、「みんなが持っている間違ったアフリカのイメージを払拭したい」という目的で行われた。アフリカ古今東西、アフリカ三択クイズなどのゲームの後は、アフリカの音 楽、衣食住、歴史など、「みんなが知らないアフリカ」の解説。「もう少しアフリカを知ってください。どこか少しをとってこれがアフリカの全てだと 思うのはやめて、これからも勉強を続けていきましょう」との「先生」からの言葉だった。
私たちは温暖化を止めることが出来るか?
/ハイケ・シュレイダー(ピースボート国際奨学生)
IS(ピースボート国際奨学生)が一人一つのテーマで講義をする連続講座の第2回。今回はドイツ出身で現在日本で気候変動の研究をしているハイケ・シュレイダーさんによる『地球温暖化』についての講義。
「1997年12月に京都で開かれた気候変動枠組み条約第三回締結国会議で、2012年までに日本が6%、アメリカ合衆国が7%、EUが8%、1990年のレベルよりも二酸化炭素の排出量を削減することになりました。この数字は、一見少ないように見えますが、たとえばアメリカ合衆国では、二酸化炭素の排出量が1990年から現在までに23%増えています。だから、2012年までに1990年当時の30%分を削減しなくてはならないということになります。
もちろん、各国の法律が整備されていないことや先進工業国とその他の国々のことなど問題はたくさん残されていますが、それでも、一歩進んだことは評価出来ると思います。」
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