現代のアラブ・イスラム政治思想の流れ/アルバート・アガザリアン
アガサリアンさんによる中東問題を知る連続講座の第4回目。アラブ・イスラム圏各国、各時代の政治思想をふまえて、現在のアラブの状況をわかりやすく話してくれた。
「例えば、この船の中の一人が船を東京に引き返そうと言います。もう一人は、マッサワに行こうと言います。ところが3人目はモスクワに行こうと言い、4人目はバグダットに行こうと言います。そのような中で、結局はお互いの話し合いをやめてしまい、それぞれが別々の所へ行きたいために、突然それぞれがお互いを中傷するパンフレットや、手紙などを書き出します。そして結局は誰もどこにも行けない状態が起こります。これが、結局現在アラブ・イスラム世界で起こっている現状を上手く表現していると思います。」
地球のためにできること〜日常生活編〜
/加藤恵子(NGO「地球の友ジャパン」スタッフ)
地球の環境保護のために個人ができることにはどんなことがあるだろう。日常生活エコロジー度チェック表を元に、どういったことを意識していくべきか、「フジ子ちゃん」こと加藤恵子さんが話してくれた。
「今こうした方がいい、ああした方がいいという風に申し上げたんですけど、一気に全て一番いい状態に持っていこうと思うと、自分の生活を大きく変えなければならず、それはすごく難しいことだと思うんですよ。でも例えば今、日常生活で使っている紙製品のうち、トイレットペーパーだけ再生紙を使っていたという人、そういう人ができるだけそれ以外のものも再生紙にしてもらうとか。1人の人が一番環境にいい状態になるよりも、全ての人が少しだけでも環境にいい生活をしてもらう方が、圧倒的にいいんです。1人で頑張るんじゃなくて、みんながちょっとずつ努力できるようになったらいいなと思います。」
TRANCEND〜紛争転換ワークショップ〜/ジョー・ワシントン
紛争・対立など、二つ以上の当事者が対立する問題に対して、当事者全員が納得できるような最も満足できる解決法を探し出すことを目標とする、TRANCEND(=創造的な紛争転換)連続8回のワークショップ。「具体的な回答や提言はほとんどしない」とジョー・ワシントンさんが言うように、毎回、その時間のほとんどが受講生同士の議論にあてられる。
今回の課題は「民主主義において、我々はどうすれば多数派という考えから抜け出せるだろうか。どうすれば決定過程において、より多くの人の同意を得られるだろうか。」

これに対して、様々な意見が出された。結論には至らなかったが、それぞれの意見に対する共通の認識を持つことが出来た。このワークショップでの議論の過程は、まさに多数決ではなく、民主的な方法による決定の過程ではなかっただろうか。
大縄飛び
よく晴れた日の下で、大縄飛びをしに10人以上の参加者が集合。皆、子供の頃を思い出しながら「8の字」を100回以上続けてやることができた。汗をかき、笑いありのひとときだった。
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