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『マッサワ(エリトリア)寄港』
10月5日(日)
地球一周はアフリカ北東部の国、エリトリアに寄港しました。ピースボートではお馴染みの寄港地とあって、港では現地の人々による歓迎のセレモニーが。裏声のような独特の発声とともに、ポップコーンを投げるのがエリトリア流なんですよ。
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『交流プログラム・持続可能な社会を目指して』
慢性的な干ばつや飢饉のため、人々の食料はおろか、家畜の飼料すらなかなか手に入らないというエリトリア。ここで、海岸線にマングローブを植え、家畜の飼料やそれにともなう雇用を生み出しているのが「マンザナール・プロジェクト」です。このプログラムでは、マンザナール・プロジェクトと、過酷な環境の中で「自給自足の社会」をめざす取り組みについて学びました。
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これまでの訪問ではマングローブの植林を行ってきましたが、今回は植林シーズンではないということで、マングローブを育てるために必要な肥料詰めの作業をお手伝い。
マングローブが育つことで、落ちが葉が肥料となって肥沃な土地を作り出すだけでなく、マングローブ用のケージに牡蠣などが住むようになるなど、様々な効果が期待できるそう。
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1年の約半分が乾期というエリトリア。農作物が育ちにくい環境のため、140万もの人々が食料不足に陥っていると言います。こうした環境下で自給自足のサイクルを生み出しつつあるこのプロジェクト。エリトリアが「モデルケース」となり、他のアフリカ諸国でも導入の動きが始まっているそう。
- 『港町マッサワと機関車乗車体験』
続いて、マッサワの町を満喫するコースから。迎えてくれたのは、列車好きにはたまらない、SLです!エリトリアでは、30年以上続いた戦争からの「復興のシンボル」とも言えるこのSLに乗って、マッサワを横断します。
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マッサワの車窓風景は、主に沙漠、そして海。それでも、初めて見るアフリカの風景から目が離せません。
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このSLは、普段から使われているというわけではなく、今日は私たちのために特別に動かしてくれたもの。そのため、現地の人々も、走るSLに興味津々の様子。
特に驚いたのは、この写真。ここは、ソマリアからの難民が暮らす難民キャンプなんだそう。枝のような骨組みにボロ布をかけただけの「家」が並ぶ様子に衝撃を受けた参加者も多かったよう。
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夕食時には、エリトリア伝統のコーヒーセレモニーがありました。
豆を煎るところから始まり、ゆっくりと濃いコーヒーを淹れてくれます。お砂糖を少し多めにするのがエリトリア風の飲み方なんだそう。
- 『エリトリアの村の生活体験』
エリトリアの普通の村を訪れる交流プログラム。ここでは、日本で集めたサッカーボールと文房具を村の人々にわたしました。
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こちらは、知る人ぞ知る、エリトリアの主食・インジャラ!発酵させたクレープ状の生地に、香辛料で味付けされた具をのせて食べるもの。気になるお味は……「美味しい!」という方から「これは無理」という方まで、感想にはかなりのバラつきが。ぜひ、エリトリアで食べてみることをオススメします。
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お宅訪問をさせてもらったり、食事をいただいたり、と楽しい時間を過ごし、お別れの時が。バスが動き出すと、村の子どもたちが見送ってくれました。
アフリカで一番新しい、小さなこの国での体験は、忘れられないものに。
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