SEA NAVI 7月20日号
シンガポール・多民族ストリート散策

 6月1日正午、トパーズ号はシンガポールに入港。シンガポールは、中国、マレー、インド系の人々からなる多民族国家、東京23区ぐらいの土地に約402万人の人びとが暮らしている。
 人口密度が高いシンガポールでは、国民の約8割がHDBと言われる公団団地に暮らしている。今回はこの集合住宅を訪問し、ここで生活する人びとの生活の様子をレポート。

 シンガポールに住むマレー系の人びとはイスラム教徒が多く、街中には彼らの礼拝の場・モスクも数多くある。
 アラブの衣服や雑貨を扱う店、レストランなどが立ち並ぶアラブストリート。この突き当たりには、シンガポール最大の「サルタンモスク」がある。

 シンガポールの中でもパンジャビやサリー姿の人が多く集まる地域、リトルインディア。
 ここにはヒンドゥー教の寺院や、貴金属・香辛料を扱う店、インド料理のレストランもたくさんあり、その名のとおり、まさに「小さなインド」だ。

 まずは中華系の家庭におじゃま。
 部屋に入ってまず目につくのは"お正月飾り"。シンガポールでは、年4回各民族のお正月をお祝いするそうだ。これも多民族国家シンガポールならでは!?

 こちらはマレー系の家庭。
 移民5世だという男の子に「学校や生活の中で他の民族を意識することがあるか?」と質問してみた。彼の返答はこうだ。「小さな頃から多様な民族の人と一緒に生活し育っているので、特に意識することはない。たとえ人種が違っても友達は友達」…なるほど。

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