ベルファスト(北アイルランド)先遣報告
 ギネスビール、ウィスキー、スコッチ、とかくお酒が有名なところでもあります。だから、パブはいつも大賑わい。初対面の人ともすぐに仲良くなれちゃいそうな、そんな気軽さは魅力的ですよね。
 ここは、クリスタルや陶器も有名なんだそうです。けれどおっちょこちょいな私は、うっかり割っちゃうのが怖くて、どうにも触れられずじまい――でも、やっぱりキレイだなぁ…とうっとり。
 
 こちらは世界遺産「ジャイアンツ・コーズウェイ」より。1万6千年前から繰り返された地殻変動・そして氷河期を経て、幾重もの地層が重なって削られてできた、六角形の石柱群です。どれくらいスゴイかというと――。
 見てください、このきれいな形を!!決して人間の手によるものではなく、自然にできあがった六角形なんです。この不思議な形から「巨人が恋人に会いに行こうとしてつくった」…なんていう巨人伝説など、さまざまな物語が生まれました。ジャイアンツ・コーズウェイという名前も、そこからきています。
 湖に面したリゾート、エニスキレン。このホテル、門から本当の「玄関」まで、タクシーをとばしていくほど遠いんですよ(笑)。
 世が世なら、馬車を走らせていったんだろうなあ。水面に映る影を見ながら、お姫さまになった気分…。
 英国とアイルランド、どちらに属するかをめぐる長い争いの結果、カトリック系住民とプロテスタント系住民が共に住む地域はとっても稀な、そして貴重な存在になってしまいました。
 ここはその中でも最大の街、バリナファイ。ここにあるコミュニティ・ハウスでは、10代前半〜20代前半の若者たちと一緒に相互理解のためのワークショップなどをおこなっています。
 ここを訪れる交流プログラムのほか、現地の若者たちと一緒に企画しているサッカー交流も、いいですよ。
ベルファスト寄港地インフォメーション | 46回クルーズレポートトップへトップ