地球大学
エクスポージャープログラム〜行ってきました!WSF〜

 私達地球大学生は、WSFインターン・フェローシップとして乗船した人たちと一緒に、「Voice to Japan(日本へのメッセージ)」という企画の中、20分だけ時間をもらってプレゼンテーションをおこなった。
 発表内容はマニラのナボタス地区でのホームステイを通して見えてきた「日本のODAがもたらしたもの」について、である。

 発表は午後1時から、大きなWSF会場の奥の方にあるテント群の1つで行われた。
 立地条件があまり良くないながらも、サンドイッチマンでの宣伝活動、ビラ配りで40人程が集まった。

 会場の天井には勢いよく回る扇風機が10数個、中央にはテーブルを囲むように約200個の椅子が並べられていた。マイクは1本、映像機器は使えなかったので、用意しておいた模造紙を持ち上げて発表を行った。

 発表では、まず始めにナボタスでのホームステイを通じて考えたことを述べた。日本のODAについても説明し、現地で聞いた人々の話を中心に、問題だと思われる現状をまとめた。
 最後に述べたのは、私達にはなにができるのか、ということ。今後“経済のための経済”ではなく、“ひとのための経済”が実現するために、私達一人一人のライフスタイルから変えることを提案した。

 私達の発表後、「会場の皆さんの意見を日本に持ち帰って、日本政府や関係者に届けたい」と提案、それを受けて会場からはさまざまな意見が発表された。

 インドに住んでいる彼は、日本のODAについてこういった意見を述べてくれた。
 「ODAがすべて悪いわけではありません。実際に成功している例もあります。ただ、進められている開発によってインドを含め発展途上の国の人々が被害を受けているものも事実です。インドの人々はインド政府に、日本の人々は日本政府にもっと訴えていくべきでしょう」。
(小山田美希、山本由以、千葉遥)

WSFレポート(2)

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