第43回ピースボート地球一周クルーズレポート
10月29日 ドブロブニク寄港
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 最初の「クロアチア王国」の成立は924年。ハンガリーやオーストリアの支配下におかれたあと、1918年に「セルビア人クロアチア人スロベニア人王国(のちのユーゴスラビア王国)」として独立した。第二次世界大戦中は、ドイツやイタリアの分割統治下に入り、ナチスの後押しを受けて民族主義が台頭する。そのなかで、チトー率いるパルチザン(抵抗運動)が、全民族の平等と協力による統合を訴えて民意を獲得。戦後、チトーを大統領とする「ユーゴスラビア連邦人民共和国」が成立した。
 しかし、内部に6つの共和国を抱える「多民族国家」は、チトーの死をきっかけに崩壊。91年、スロベニア、クロアチアが旧ユーゴからの独立を宣言したのを皮切りに、あちこちで民族紛争が泥沼化する。クロアチアでも、人口の2割近くを占めていたセルビア系住民との間で何度もの戦いが続いた。ドブロブニクは、内戦前は「アドリア海の真珠」と呼ばれた観光地で、中世の雰囲気をそのまま残す旧市街は、世界遺産に指定されている。
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