11月27日 セクハラ・ストーカー・ドメスティックバイオレンス、そして「ゼノフォビア」?
/渡辺英俊(NGO「カラバオの会」代表)
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日本の「移住外国人」問題を語るうえで切り離せない言葉、「ゼノフォビア」。聞きなれない言葉だが、「セクハラやストーカーと同じように悪質なのに、まだ認知度が低い」という渡辺さん。スライドを使って分かりやすく説明するとともに、解決への取組みについても語ってくださった。 |
「『ゼノフォビア』とは、外国人を嫌悪し、自国の人に優位意識を持つ人のことをいいます。怖いのは『外国人=犯罪』という偏見が作り出され、そこから人種差別が拡大されることです。しかも、それは悪質なことだと認識されていないのですから。
ゼノフォビアは犯罪性を含んでいるということをわかってもらうためにも、この言葉を積極的に使い広めてゆくことが現状を変える第一歩だと思います」
(三浦久礼々)
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11月27日 サンフランシスコがすごい理由
/シオマラ・カストロ(グローバルエクスチェンジ代表)
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かつて多くの移民を受け入れた「多文化共生」の国、アメリカ合衆国。そんな中、サンフランシスコで活躍しているNGO「グローバルエクスチェンジ」は、大企業の利益が優先される「グローバル化」に反対し、独自の活動をおこなっている。そのスタッフ、シオマラさんが活動内容を紹介してくださった。 |
「大企業中心の『新自由主義経済』が進むにつれ、貧富の差は拡大しています。そこで働く人たちが、アメリカに渡ってきた移民たちが、まずはこの社会で経済的な権利を持てるよう、私たちは大企業に『フェアトレード(公正な取引)』を提案し、合意に至りました。
私たちだけでなく、いまの世界のあり方に不満を抱く若者たちが声をあげ、活動するNGOがサンフランシスコには多いのです。私たちはそうすることで、次の世代に、きちんと引き継げる社会をめざしているのです。」
(三浦久礼々)
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11月27日のインデックス/43回クルーズレポートインデックス |