--解説--
ポルトガルとスペインによる領有争いを経て、15世紀からスペインの支配下に入った。大西洋を横断するスペイン船の中継地として栄え、1821年に正式にスペインの1州に。現在では、スペインの大西洋軍事的要衝として位置付けられている。また、今回入港するラスパルマスは、タコの買い付け港として、日本と深い関係を持っている港町だ。
かつてはグアンチェと呼ばれる先住民族がおり、スペインの人々による弾圧を受けたが、スペイン支配下で混血や同化が進み、ほぼスペイン社会に吸収される形になったと言われる。近年は、北アフリカや南米などからやってきた移民たちも多く暮らす。
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