第43回ピースボート地球一周クルーズ寄港地インフォメーション
コロンボ
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国名
スリランカ民主社会主義共和国
(Democratic Socialist Republic of Sri lanka)

ことば
シンハラ語、タミル語
英語もかなり通じる
・解説
 ポルトガル、オランダの植民地を経て、19世紀初頭に英国がキャンディ王国を滅ぼして全島を支配。第二次世界大戦後に独立するが、それは同時に、国内の最大勢力だったシンハラ人のナショナリズム高揚を伴うものだったため、他の民族の反感を呼び、民族間対立の激化につながった。特に70年代ごろからは、タミル人による分離独立運動が高まり、急進派の反政府ゲリラ「タミル・イーラム解放の虎」が成立。政府軍との間で争いが始まった。
 しかし、2002年にようやく停戦合意が実現、長い内戦に終止符が打たれた。現在も和平交渉が継続しており、日本での復興会議開催も企画されている。

いなかでホームステイ
 タミル、シンハラ、ムスリムの、3つの民族が共に暮らしているデラ村。今年5月、水害によって大きな被害を受けたこの村を訪れてホームステイさせていただいた。
 現地の人にならって手でカレーをいただいたあと、家族みんなで記念写真。どのお家でも、すごくあったかく迎えてくれたと大好評。
 また、ピースボートからは、子どもたちの勉強のために文房具などを贈った。またきっと来る、自然とそんな気持ちになる2日間だった。

スリランカの未来を見つめて
 2002年に和平合意が結ばれるまで、約20年ものあいだ内戦に苦しんだ国、スリランカ。いまは、破壊された暮らしや経済を少しずつ建て直そうとしている。
 このツアーでは、国内最大のNGO「セワランカ」が職業訓練や教育・農業支援などをおこなっているコミュニティを訪れた。すべてのところで待っていたのは、現地の人々による大歓迎。
 ここコロンバガマ寺では、子どもたちがシンハラ語で歓迎の歌を歌ってくれた。

コロンボ先遣報告
 『光り輝く島』――スリランカ。そんな名前を思いついた人びとが暮らすこの島は、しかし、約20年間の内戦に苦しんだところ。いまもその傷跡は生々しく残っています。しかし、この島の歴史はとにかく古い。世界遺産にはひたすら感動し、人びとのはにかんだ笑顔にはうれしくなったり切なくなったり……とにかく食べて笑って泣いたスタッフ・澤田かをりのスリランカ先遣報告をお届けします。


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