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イスタンブールの入港時には、こんな風景が出迎えてくれます。右側にある6本の塔の方が、かの有名なスルタンアフメット・モスク、通称「ブルーモスク」です。ちなみに“スルタン”とは、ご存じのとおりオスマントルコ時代の将軍さんのこと。 |
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で、さっそく旧市街のバザール(市場)へ。絨毯や香辛料、陶磁器、銅製品、それから水パイプなどなど…。ここエジプシャン・バザールは、香辛料を多く扱っていることから「スパイス・バザール」とも呼ばれてます。もう少し大きな「グランバザール」も旧市街の中にあるんですが、そこよりはちょっとこじんまりしてて落ち着いた感じ、かな?
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モスクの中に入らせていただきました。真ん中にある長方形は「お祈りスペース」。右端に両足をついて、ひざまずいてお祈りするんだそうです。 |
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イスタンブール近郊・ジュマルクズクのとあるお宅を訪ねました。
トルコの居間には必ずといっていいほど絨毯が敷いてあります。ちょっと古めのお家だと、入るときは日本と同じように靴を脱いであがるところも。しかし、これはどう見ても「ちゃぶ台」と「座布団」。なんだか日本の「こたつ」みたい…。
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ジュマルクズクの家並みを撮ってみました。屋根にナナメに打ち付けてある板が見えますか?これはトルコの伝統的な建築法。「大きな地震の時にも、この方法で建てられた家は比較的倒壊をまぬがれたんですよ」と現地の人が教えてくれました。
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こんなドーム型の屋根がふたつ並んでいたら、きっとそれはトルコの伝統的な公共浴場「ハマム」です。ここには大きな浴槽があったんですが、たいていのハマムはどちらかというと「サウナ」。まずは水着に着替えて汗を流して。終わったら垢すりもしてもらえるんですよ。垢すりってなんだか痛いイメージがあるけど、ここはすっごく気持ちよかった〜。あ、ちゃんと男女別に分かれているので、そのへんはご心配なく(笑)。
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言わずとしれた世界遺産、カッパドキア。2000万年前の火山から溶岩やら火山灰やらが降り積もり、さらに浸食されて…長い長い年月をかけてこんな奇岩群となりました。お菓子の形みたいにも見えるこれは「ギョレメ」と呼ばれる風景。ギョレメとは、トルコ語で「見てはいけないもの」という意味だそうですけど……見ちゃいますよね、こんな変わった岩。ほかにもいろいろありますが、これ以上はあとのお楽しみ、です(笑)。
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トルコの国民食とでもいうべきグリル料理「キバブ」。日本では「ケバブ」といわれますが、私にはどうしても「キバブ」と聞こえるんです。羊肉の「シシ・キバブ」、牛肉のスライスをトマトソースとヨーグルトソースで食べる「エスケンデル・キバブ」など、種類も本当に豊富。どれにしようか迷ってしまいました。グリルの肉を薄いパンに挟んで食べるサンドイッチもおいしいんですよ。
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もうひとつ、トルコのおやつとして有名なのがこの伸びるアイス。おじさんの体と比べてみても、すっごく長いでしょ?サフランが入っているから伸びるんだとかなんとか聞いたのですが、詳しくはわかりません…。味は「冷たくて甘いお餅」みたい。
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まだ記憶に新しい、1999年の大震災。いまでも「仮設住宅」に住んでいる人たちもいます。その中のひとつ、ギョルジュック地区に住む家族を訪ねました。写真手前の男性は地震のとき、3日間も瓦礫の下に埋まっていたといいます。彼は「それが原因で以前のようには働けません。さらに、一家の大黒柱だったお父さんは地震で死んでしまいました」と話していました。
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ギョルジュック地区の住宅は、同じく大震災のあった台湾から贈られたもの。しかし、政府がここを撤去する話が進んでいます。かつて地区内にあった学校も、児童数の減少から取り壊されてしまいました。けれど、ここに住む人たちがその後どこに行くかは、まだ決まっていません。「ぜひまた、私たちを訪ねてきてください。そのときにどうぞみなさんのあたたかい心を持ってきてください」――そう言ってくれた彼ら。この人たちにまた会いたい、心からそう思いました。
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