第43回ピースボート地球一周クルーズ寄港地インフォメーション
チェンナイ
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国名
インド (India)

ことば
連邦公用語であるヒンディー語のほか、各州が固有の言語を持つ
チェンナイがあるタミル・ナドゥ州ではタミル語が話されている
・解説
 紀元前からいくつかの王国が衰退を繰り返したのち、17世紀からはオランダ、英国、フランスが進出し、勢力争いを繰り広げる。結局19世紀に、英国がインド全域を支配下に置き、その直接統治による「インド帝国」を成立させた。
 マハトマ・ガンジーらの独立運動を受けて、第二次世界大戦後に独立するものの、宗教上の対立から、同じイギリス植民地だったパキスタンとは分離しての「独立」となった。北部カシミール地方の帰属などをめぐって両国は対立を続け、1998年にはインドが、続いてパキスタンが核実験を強行し、世界に衝撃を与えた。
 チェンナイは英国支配下で栄えた港町で、南インド経済の中心的存在。インド映画の中でも人気の高いタミル語映画制作の中心地でもある。

マハーバリプラムの海岸寺院へ
 7世紀ごろに造られたという世界遺産の海岸寺院をはじめ、数々の仏寺を満喫するというツアー。
 これは、同じく7世紀の遺産「アルジュナの苦行」。数々の人、神様、動物などが彫られている岩だ。
 いまは風化しつつあるものの、かつては表情までがくっきり見えただろうことが伺える様子に、参加者からは「こんな大きなものをどうやって彫ったんだろうね」という感嘆の声も。

チェンナイ先遣報告
 インド南部・タミルナードゥ州の州都、チェンナイ。なんだか耳慣れない名前ですが、最近まで「マドラス」と呼ばれていた都市…といったほうがわかりやすいかも。いまは540万もの人口を抱え、南インドのリーダー的存在になりました。けれどその一方、いわゆる「インド文化」を色濃く残していたりもします。でっかいビルとオートリキシャ(自動三輪車)、ヒンドゥー教寺院とキリスト教教会――根づよい伝統と最先端技術をあわせもった街、チェンナイ。そんな街の魅力を、先遣スタッフ・小野倫子が紹介します。


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