第37回地球一周クルーズレポート/7週目(6/13〜6/19)
 6月14日、スペイン・バスク地方のビルバオに入港。ピカソの絵でも知られるゲルニカ の町を訪問した。独自の伝統を守って暮らすバスク地方の歴史と文化にふれよう、というコース。
  昼食は、ビルバオの人たちの生活に欠かせない「バル」と呼ばれる居酒屋で。「ピンチョ」という、パンにスパニッシュオムレツや魚などをのせたおつまみを食べた。夕食の時間が遅いこともあって、バルをはしごしておなかふさぎにするのがバスク流なんだとか。
 ビルバオの街からバスで約1.5時間、たくさんの動物たちや鳥たちの隠れ屋として知られるウルキオラ自然保護区でのトレッキングツアー。
  天気に恵まれて絶好のハイキング日和。日頃運動していない人からは「頂上まで登れるかな?」なんて不安げな声が。羊や馬が草をはむのどかな雰囲気の中、2時間弱でウルキオラ山の頂上に到着。山頂からの景色は素晴らしいの一言。
  ガイドさんの話によると、バスクの象徴である樫の木の自生地でもあるこの一帯は、多くの伝説が息づく神秘的な場所として人々に愛されているという。
 ロンドン入港の前日、自主企画で行われた「ロンドン自由行動勉強会」。
  「自由行動だけどどこに何があるかさっぱりわからない!」そんな人のための情報交換の場だ。
  「ガイドブック持参、行ったことのある方、詳しい方歓迎!」の呼びかけのもと、狭い会場に50人以上が殺到。ロンドンに住んだことがあるという人に、地下鉄やバスの乗り方、見どころについて話してもらったり、地図をコピーしあったり…。これで準備は万全!?
 6月17日に寄港したロンドンでは、洋上英会話トレーニング「GET」がホームステイプ ログラムを実施。1人、もしくは2、3人のグループでひとつの家庭におじゃました。このグループは、ロンドン郊外、20代の女性2人暮らしの家にお世話になった。
  一緒に食事をした後は、「日本文化」として書道を紹介したり、コーヒーを飲みながらいろんな話をしたり。翌日も、一緒に電車でロンドン市内に戻って、仕事の時間まで近くの公園を案内してもらった。短時間ではあったけれど、船内で習った表現を実際に使ってみたりと、貴重な体験となった。
 6月18日、テムズ川にかかるタワーブリッジを通過し、ロンドンを出港。オリビア号のタワーブリッジ通過時には、川の両岸に集まった人たちからも大きな歓声が上がった。
 タワーブリッジは、船が出入りする際、橋の中央が跳ね上がる可動橋。その特徴的な姿から、ロンドンを代表する名所のひとつとなっている。しかし、客船の大型化とともにタワーブリッジを通過する船は減少し、現在は年に数回しか開かない。そのため、オリビア号の通過は地元ロンドンでも一大イベントとなった。
 また、1895年の建設以来、数多くの船がタワーブリッジを通過したが、オリビア号はその中でも「最大」の客船だったという。
--タイムテーブル--
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--海と空--
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