第37回地球一周クルーズレポート/6週目(6/6〜6/12)
 6月8日、リビアの首都トリポリに入港。そこから車で約1時間半、「偉大なるレプ ティス」という意味の名前をもつ、レプティス・マグナ遺跡を訪れた。紀元2世紀に最盛期を迎えた古代都市で、その名にふさわしい圧倒的なスケールには思わず言葉を失う。
  凱旋門、当時は一面が大理石で覆われ、温水・冷水の設備を備えていたという巨大な公共浴場。長く砂に埋まっていたことで、比較的保存状態のよいままに残されたのだという。この華麗な都市を作り上げた当時の人々に思いをはせながら、広大な遺跡内を歩いた。
 スポーツデッキで、ウクラニアンクルーとのサッカー対決。国際交流の船旅、まずは船の中での国際交流から?
 作道響さんによる剣道教室「響の剣道一直線」。響さんは、学生時代から剣道を始め、すでに7年以上のキャリア。剣道2段の腕前を持っている。
  「まったく初めて」という人から、経験者で久し振りにやりたいという人まで、参加者は約15人。第1回ということで、足の運び方から竹刀を持っての素振りまで、「基本中の基本」を習った。
  「これから回数を重ね最終段階は双方で打ち合う打突まで教えたい。」と響さんは楽しそうに話してくれた。
 朝昼晩とお世話になっているオリビア号のレストラン。このレストランの「裏」ともいえるキッチンを見学できるという「キッチンツアー」が開催された。
  普段は入ることができず、しかも陸でも見る機会のない洋上キッチンということで、参加者は興味津々のようす。
  総料理長の伊藤さんによる、メニュー構成、食材管理、仕入れなどについての説明のあとは、日頃の素朴な疑問をぶつける質問タイム。「『料理も美味しかったし、ピースボートの船旅に参加してよかった』と皆様が下船されるのが一番嬉しいことです」と伊藤シェフ。
 6月11日21時40分頃、オリビア号はジブラルタル海峡を通過。この日は日の入りが21時30分ということで、この時間でもデッキから船の左右に広がるふたつの大陸を眺めることができた。
  あっという間の地中海。これからオリビア号は大西洋に出て、まだまだ長い航海を続けていく。
--タイムテーブル--
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--海と空--
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